大学院のすすめ の商品レビュー
大槻義彦著「大学院のすすめ」東洋経済新報社(2004) *論文では、まず「序」「はじめに」を書かねばならない。この部分は400字で2~10枚くらいにまとめる。ここでは研究のテーマ、あるいは深くそれに関連する分野の研究の歴史、研究の流れをまとめる。したがって、この仮定で発表された...
大槻義彦著「大学院のすすめ」東洋経済新報社(2004) *論文では、まず「序」「はじめに」を書かねばならない。この部分は400字で2~10枚くらいにまとめる。ここでは研究のテーマ、あるいは深くそれに関連する分野の研究の歴史、研究の流れをまとめる。したがって、この仮定で発表されたさまざまな論文を著者すべての名前を入れて引用する。そのテーマ、あるいはそれに関連する分野の研究の歴史をのべていくにつれて室全摘にその分野でどこまでがわかっていてどこからがわからないか、そしてそのわからないということが学会でたびたび問題にされていることがおのずと明らかになる。したがって自分のこれからやろうとする研究が重要な研究であることを強調するのに役立つ。次の第2節、第3節では、第1節でのべたような内容の内、これからの研究に必要なものを詳細に分かりやすく書く。第2節では、このテーマに関して自分がこれまで勉強した内容をまとめる。もちろんこの部分は自分の研究ではないが、論文ではまずこの部分が必要である。自分がさまざまな文献を読みどれだけ勉強したかは、論文の価値の半分をきめる。第3節は、自分が取り組んだ研究内容を記載。どの辺りに苦労したかも私的なことに流れない範囲で書くのが良い。第4節はいよいよ、本研究のクライマックスである。自分がだした結果をはっきりと述べこれまでの他の人々とどこが地学のか、どこが同じなのかを比較する。第5節はまとめであり自分の成果を強調する。そして、本研究でやれなかったこと、やり残した事、まだ疑問に思っている事、検討しなければならないこと、自分の出した結果が本当に妥当なものかどうかについても素直に触れておく。 *レフェリーは一般的に下記のような項目について、判定を求められている。(1)この論文の結果は独創的なものか。(2)この論文で取り扱われた研究方法に新味はあるか。(3)本論文のこの内容はこのジャーナルの分野にあっているか。(4)論文は明確にわかりやすくかかれているか。(5)関連する研究分野について、論文の引用文献も含めて充分に触れられているか。(6)文章、文法、用法が適切か(英文の場合、特に重要) *国際学会の口頭発表で、重要な事は繰り返し各千問分やの専門用語の発音を練習することである。また、もう一つ重要なのは、自分のつたない英語を補完する意味で話す内容をあらかじめプリントしておき、会場の入り口に積み上げておく事である。そうすれば何部くらいなくなったかで研究の人気度もはかれる。 *博士論文は修理論文の倍くらいの長さが必要である。400字にして200~400枚相当。
Posted by
大学院に行った方が判断力、分析力がつくし、社会に出ても優遇されるし、行きましょうということ。 研究の進め方、大学院での生活についてということ。 などが、書いてあった。 そこまで言われたら行くしかないっかね!となる笑
Posted by
大学院入学と言う事で呼んだ。 明確な目的がなかっために なぜ大学院に進学したのが 授業を受ける前に自問自答を繰り返す毎日である。 大学院の仕組み、役割(教授たちの立ち位置)、仕組みなどを俯瞰することができた。 理系にとって大学院は技術者養成学校である、 このことを肝に銘じつ...
大学院入学と言う事で呼んだ。 明確な目的がなかっために なぜ大学院に進学したのが 授業を受ける前に自問自答を繰り返す毎日である。 大学院の仕組み、役割(教授たちの立ち位置)、仕組みなどを俯瞰することができた。 理系にとって大学院は技術者養成学校である、 このことを肝に銘じつつ、視野が狭くならないように 研究に没頭できればなと思う。
Posted by
大学院の入試を経て、先日入学料も支払った。あと1か月程度で学生となる。これまでにごく限られた科目を聴講し、大学院の雰囲気はなんとなく味わってきたところだ。ただそこでの生活や作法は実際に正課の課程に身を置かないとわからない、ということがわかったきた。このような境遇の中でこの本を手に...
大学院の入試を経て、先日入学料も支払った。あと1か月程度で学生となる。これまでにごく限られた科目を聴講し、大学院の雰囲気はなんとなく味わってきたところだ。ただそこでの生活や作法は実際に正課の課程に身を置かないとわからない、ということがわかったきた。このような境遇の中でこの本を手に取ってみた。 本書では、入試、院生の日々の生活、研究の仕方、修了後のこと等にふれられている。 大学院によって、入試の様子はかなり違うという印象を受けた。特に筆記試験の有無は重要だ。 院での生活では、セミナー・コロキウム(研究成果発表会)・ワークショップ(内輪の研究「作業」)が最も重要だというがわかった。これは聴講した講義からはわからなかった。そこでは学部の講義と方法の面ではあまり差があると感じなったからだ。 研究計画書の書き方等の本は多く出版されているが、研究生活の実際のところが紹介されている本は、ありそうであまりなかった。少なくとも私は知らなかった。その意味で、学問分野を問わず概要や雰囲気を知るために、本書を読むことは有効だろう。
Posted by
学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる 書籍類、職業選択や人生設計に必要な資料を集めています。 *このカテゴリの本はすべて中央館2階のアメニティコーナーに 配架しています。 *貸出状況についてはこちらから確認下さい。 貸出中のときは予約もできます...
学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる 書籍類、職業選択や人生設計に必要な資料を集めています。 *このカテゴリの本はすべて中央館2階のアメニティコーナーに 配架しています。 *貸出状況についてはこちらから確認下さい。 貸出中のときは予約もできます♪ (鹿大の蔵書検索画面にとびます) 〔所蔵情報〕⇒ http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/xc/search?keys=11110065587
Posted by
戦後、私立大学に大学院を設置するかどうかで議論になったそうだ。あほくさい。 この研究テーマにおいて、どこまでがこれまでの研究であり、どこに行き詰まりがあり、それを自分はどのようにして解決しようとしたのかをまず明確に述べなくてはならない。次に実際に自分のやった研究の手法、手段、プロ...
戦後、私立大学に大学院を設置するかどうかで議論になったそうだ。あほくさい。 この研究テーマにおいて、どこまでがこれまでの研究であり、どこに行き詰まりがあり、それを自分はどのようにして解決しようとしたのかをまず明確に述べなくてはならない。次に実際に自分のやった研究の手法、手段、プロセス、結果を話す。最後にまとめを行う。ここでは自分の研究の成果の意義や重要性を強調し、遣り残したこと、やれなかったこと、これからやるべきことを述べる。
Posted by
図書館で借りた。大学院になぜ行くべきなのか、志望研究科の決め方、研究室訪問の仕方、入試準備、入学後の研究室での様子…などなど、知りたい情報がたくさん。 大学院進学を検討している人や、研究室訪問の前に、一読しておいて損はない。
Posted by
大学院への進学を希望する人は背中を押してもらえるのではないだろうか。大学院という未知の研究への入り口を教えてくれる。
Posted by
1年ぐらい前に読んだ本。最近本気で院進学を考え始めたので再び読んでみた。多少気持ちが楽になった気がします。
Posted by
- 1