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笑酔亭梅寿謎解噺 の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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    7

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

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2010/07/25

落語系の小説は見つけたら読むようにしているのですが、これはもう読んでひっくり返りました。 落語の師匠は型破りな方である場合が多いですが、予想を上回る梅寿師匠のむちゃくちゃぶりに、最初から唖然。 「し…ししょー…」と云いながら、つい最後まで読んでしまいました(笑) 「ちりとてちん...

落語系の小説は見つけたら読むようにしているのですが、これはもう読んでひっくり返りました。 落語の師匠は型破りな方である場合が多いですが、予想を上回る梅寿師匠のむちゃくちゃぶりに、最初から唖然。 「し…ししょー…」と云いながら、つい最後まで読んでしまいました(笑) 「ちりとてちん」でしか馴染んだことのない上方落語なので、これからが楽しみです~(^_^)

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2011/07/16

先日読んだ、このシリーズ4巻目の「ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4」に魅せられて、このシリーズのまとめ読み開始。まずは第一作目をということで、この本を読んでみた。小説「すばる」連載(2003年6月〜2004年9月号)掲載の7話を収録。なるほど、竜二の入門のきっかけと修行開始1...

先日読んだ、このシリーズ4巻目の「ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4」に魅せられて、このシリーズのまとめ読み開始。まずは第一作目をということで、この本を読んでみた。小説「すばる」連載(2003年6月〜2004年9月号)掲載の7話を収録。なるほど、竜二の入門のきっかけと修行開始1年目まで経緯がよくわかる。梅寿師匠の無茶苦茶ぶりは、かなり暴力的でこのスタート時点では品がない。形式は第4作と同じく、上方落語のお題を元に繰り広げられていくのだが、タイトル通り、オチのあるミステリ話に仕上げられている。

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2010/01/15

落語ミステリ。ただしどちらかといえば、ミステリよりも落語がメインのような感じがする。もちろんミステリとしての部分もなかなかのものだし、きちんと落語に絡めてあるけれど。一番の読みどころは、落語家を目指す?竜二の物語なんだよなあ。 そして落語部分も詳しめなので、落語をあまり知らないと...

落語ミステリ。ただしどちらかといえば、ミステリよりも落語がメインのような感じがする。もちろんミステリとしての部分もなかなかのものだし、きちんと落語に絡めてあるけれど。一番の読みどころは、落語家を目指す?竜二の物語なんだよなあ。 そして落語部分も詳しめなので、落語をあまり知らないという人も、いやむしろあまり知らないという人こそ読んでみろ! という作品。もちろん落語好きにもたまらないと思う。でもまあ万人を問わずオススメできるな。 気に入った一作は「らくだ」。いや、だって彼が「らくだ」と呼ばれていたその理由って……(笑)。

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2011/09/07

えっ、5星?って自分でも思うぐらいはまっちゃった。ミステリーとしてはたいしたことないけれど、師匠と竜二にまいりました。

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2011/09/17

このコミュで初めて見かけた作家さん。落語好き、ミステリー好きには合わせて美味しい組み合わせのコミカルミステリー。どちらかと言うとミステリーはオマケかな?それよりは無理矢理噺家の弟子入りをさせられた竜二のイヤイヤ成長ぶりや、ちゃらんぽらんだけど芸は魅せる師匠の梅寿などの登場人物達が...

このコミュで初めて見かけた作家さん。落語好き、ミステリー好きには合わせて美味しい組み合わせのコミカルミステリー。どちらかと言うとミステリーはオマケかな?それよりは無理矢理噺家の弟子入りをさせられた竜二のイヤイヤ成長ぶりや、ちゃらんぽらんだけど芸は魅せる師匠の梅寿などの登場人物達が読んでいてとても楽しい。落語のオチがちゃんとミステリーの中に生きているのも落語の普遍的な魅力を語ってくれているようだ。続きも早速予約してしまった(笑)

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2010/07/05

ミステリ色はあまり強くありません。 タイトル通り、謎解きですね。 落語が絡むと必然と物語が暖かくなりまんなあ〜。 落語が暖かいからやろなあ。たまらんわあ

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2009/10/07

田中啓文(ひろふみ)氏著作 面白かった。一気に読みきったけれど、この本がよかったと推薦できる人が少ないのが悲しいねえ。

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2011/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コミカルでライトな上方落語ミステリー7篇。 ユーモアがあり、人情にあふれ、軽い謎解きもあって、とても楽しい。 落語家は、流暢な語り口やアナウンサーのように通る声を持っていても「面白い」とか「うまい」といわれるとは限らない。この物語の主人公・星祭竜二は、髪型が黄色の鶏冠(とさか)頭で、何遍も警察のごやっかいになっている札付きの悪。元担任教師の紹介で無理やり落語家の師匠に弟子入りさせられた。 しかし、世間からはみ出しかけた主人公は、どうやら才能があるようだ。師匠の破天荒さや兄弟子のいびりに辟易しながらも、徐々に「古典落語」の面白さに惹かれていくところが嬉しい。悪いことばかりしてきたからこそ、周りの人々からかけられる情を、より強く感じることができるのかもしれない。それが、芸の肥やしになるのだろう。 今後の竜二の活躍にも期待したい。続編も読んでみよう。

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2009/10/04

ミステリとしては軽いけど、話自体は面白かった。謎解きより、主人公の成長に主眼が置かれている。落語の面白さがすごく伝わる話。

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2009/10/04

田中啓文作品にも関わらず、エロなしグロなしだじゃれなし。 ネタが落語ミステリだけに、お上品にされましたか? それもまたよし。 一話完結、展開は無難で読みやすく、田中作品初心者にもよろしげな雰囲気になっているのです。 うっかり落語好きなおじいちゃんに勧めてもオウケー☆ しかし、これ...

田中啓文作品にも関わらず、エロなしグロなしだじゃれなし。 ネタが落語ミステリだけに、お上品にされましたか? それもまたよし。 一話完結、展開は無難で読みやすく、田中作品初心者にもよろしげな雰囲気になっているのです。 うっかり落語好きなおじいちゃんに勧めてもオウケー☆ しかし、これが田中啓文のスタンダードだと思って他作品を読むと、なんだかアウチな気分になる可能性もございますが・・・・・・だって、ねえ? ごにょごにょ・・・・・・・。

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