1,800円以上の注文で送料無料

乱華八犬伝(地の巻) の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/04

鳴海丈は以前読んだ「修羅之介斬魔剣」が面白かったし、 この作品は「八犬伝」をベースにした時代伝奇小説らしいから 期待して買ってきてみると濡れ場のイラスト満載。 こりゃ時代官能小説だったのか!?と思って読んでみると それだけの内容じゃなかったので一安心。 いや官能小説だっ...

鳴海丈は以前読んだ「修羅之介斬魔剣」が面白かったし、 この作品は「八犬伝」をベースにした時代伝奇小説らしいから 期待して買ってきてみると濡れ場のイラスト満載。 こりゃ時代官能小説だったのか!?と思って読んでみると それだけの内容じゃなかったので一安心。 いや官能小説だったならそれなりに楽しんで読むけどね、 この人の書きようはサディスティック過ぎて苦手なのだ。 構成はほとんど連作長編で御家再興の悲願を持つ青年剣士、 出雲京四郎(もちろん美形)が埋蔵金三百万両を探す道中のお話。 手掛かりは八人の生娘の胎内に宿る宝珠というわけで 毎度濃厚な官能場面があり、行く手を阻む組織との殺陣ありの内容。 ようするにエロスとバイオレンスが売りで スポーツ新聞あたりの連載小説の雰囲気だな、これは。 一気読みすると同じパターンが続くのでちょっと辛いものがあるけど 合間の時間にちびちび読んでいく分にはちょうどいいかもね。 コンパクトに時代伝奇小説の読みどころは収まってる訳だし。 通勤電車で読むのはエロチックなイラストが見開きで出てくるので無理か。

Posted byブクログ