1,800円以上の注文で送料無料

聖王ルイの世紀 の商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/03/17

キリスト教の聖人にして13世紀フランス国王、ルイ9世の業績とその時代背景の解説本。丁寧に記述されているのでだいたい読みやすい。セントルイスの語源となったこの国王、官僚機構・法律、税制の構築、反抗的貴族の屈服、欧州各国間の紛争の公正な調停、などなど実に真面目で優秀な執政者で感服。二...

キリスト教の聖人にして13世紀フランス国王、ルイ9世の業績とその時代背景の解説本。丁寧に記述されているのでだいたい読みやすい。セントルイスの語源となったこの国王、官僚機構・法律、税制の構築、反抗的貴族の屈服、欧州各国間の紛争の公正な調停、などなど実に真面目で優秀な執政者で感服。二度の十字軍はむしろ珍しい失敗例なのに、日本の高校世界史では(個人的な印象だけど)一番取り上げられてしまうのには同情。王権の拡充の中で中小地主である騎士階級の没落、農業生産性の頭打ちなど、次の時代の問題の芽が出始めているところには個人の努力の限界を感じる。家臣だったジョワンヴィルによる伝記も買ってあるので早めに読みたい。

Posted byブクログ

2009/10/07

ルイ9世が当地しはじめたころのフランスは無限の可能性を秘めていた。ヨーロッパの中心地になっていた。 相当な活気がみなぎっていた。 全てのユダヤ人は自らの手を使って労働と他の高利なき業種で生活するようにと要求。 バルテルミ・ラングレはパリとアテネを比較して、自由学科と文芸の母、哲学...

ルイ9世が当地しはじめたころのフランスは無限の可能性を秘めていた。ヨーロッパの中心地になっていた。 相当な活気がみなぎっていた。 全てのユダヤ人は自らの手を使って労働と他の高利なき業種で生活するようにと要求。 バルテルミ・ラングレはパリとアテネを比較して、自由学科と文芸の母、哲学とあらゆる学問の乳母と表現。

Posted byブクログ