ジョン・レノンを信じるな の商品レビュー
ある男性が恋人を亡く…
ある男性が恋人を亡くす……という話です。恋愛小説と言うより哲学小説のような印象を受けました。理屈っぽいです。
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主人公に共感がもてな…
主人公に共感がもてなくて、あまり読み進めなかったです。
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『ジョンレノンを知らない贅沢』 世の中には知りたいものと、知らなくちゃいけないものと、知らなくていいものと、知ったらいけないモノがある。 ジョンレノンやビートルズを知らないまま死ぬ贅沢を僕は夢見ているんだ。
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こういう感想はどうかと思うが、この物語を書こうとしたらジョン・レノンやビートルズについて結構調べないといけないだろうなぁと感じた。と思ったら、案の定、巻末に参考にした資料の一覧が掲載されていた。 恋愛もするけれど、主人公が向いている方向は自分。今まで読んできた片山恭一氏の作品...
こういう感想はどうかと思うが、この物語を書こうとしたらジョン・レノンやビートルズについて結構調べないといけないだろうなぁと感じた。と思ったら、案の定、巻末に参考にした資料の一覧が掲載されていた。 恋愛もするけれど、主人公が向いている方向は自分。今まで読んできた片山恭一氏の作品は全体的にそんな感じがするが(というか文学ってだいたいそんなものなんだろうけど)、この作品は特にそれが露骨に描かれているように思う。「満月の夜、モビィ・ディックが」や「世界の中心で愛をさけぶ」では、主人公目の間に実在する人物との行動によってそれが描かれているが、この作品では主人公の目の間に存在するはするが、そこには実在しないジョン・レノンという存在によって主人公は自分を見つめる。直接的な手法といえば、非常に直接的な手法によって描かれているなぁと感じた。
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~内容(「BOOK」データベースより)~ 一九八〇年十二月八日、ジョン・レノンは、ニューヨークの自宅マンション前で凶弾に倒れた。そしてその年の冬、僕は八年間付き合っていた恋人・玲を失った。世界がたちまちモノクロームに変じてしまったような喪失感のなかで、僕は同じ大学に通う渡辺由香里...
~内容(「BOOK」データベースより)~ 一九八〇年十二月八日、ジョン・レノンは、ニューヨークの自宅マンション前で凶弾に倒れた。そしてその年の冬、僕は八年間付き合っていた恋人・玲を失った。世界がたちまちモノクロームに変じてしまったような喪失感のなかで、僕は同じ大学に通う渡辺由香里に出会うが、それは匿名の誰かの恋を代理したようなリアリティに欠けたものだった。そんなある日、僕はある出来事に遭遇する。二十二歳の恋と喪失、そしてその先にあるもの―。「世界の中心で、愛をさけぶ」の原点とも呼べる著者初の小説文庫化作品。 ~~~~~~~~~~~~~~~~
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ビートルズファンにとって、このタイトルは反則です。 セカチュ―の原点の作品だそうな。 ご想像通りジョン・レノンはあまり関係ないです。
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一九八〇年十二月八日、ジョン・レノンは、ニューヨークの自宅マンション前で凶弾に倒れた。そしてその年の冬、僕は八年間付き合っていた恋人・玲を失った。世界がたちまちモノクロームに変じてしまったような喪失感のなかで、僕は同じ大学に通う渡辺由香里に出会うが、それは匿名の誰かの恋を代理した...
一九八〇年十二月八日、ジョン・レノンは、ニューヨークの自宅マンション前で凶弾に倒れた。そしてその年の冬、僕は八年間付き合っていた恋人・玲を失った。世界がたちまちモノクロームに変じてしまったような喪失感のなかで、僕は同じ大学に通う渡辺由香里に出会うが、それは匿名の誰かの恋を代理したようなリアリティに欠けたものだった。そんなある日、僕はある出来事に遭遇する。二十二歳の恋と喪失、そしてその先にあるもの―。「世界の中心で、愛をさけぶ」の原点とも呼べる著者初の小説文庫化作品。 こうなりたい。 ああなりたい。 というのはあってもおかしくないものと思いますが、自分でない何かや誰かには誰もなれないんですよね。 様々なことを吸収し自分を作り上げていくということはとても大事なことだと思いますが、自分以外のものになってもねぇ・・・ と自分の存在意義を再確認していみました♪
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2008.12. 15 「普段、人は何もわかってないのに、なんでもよくわかっていると思っている。しかし小さな躓きから、みんなわからなくなってしまう。自分が何をすればいいか、どこへ行けばいいか。本当は、よくわかりもしないことを、ただ昨日もそうだったという理由で、今日も繰り返している...
2008.12. 15 「普段、人は何もわかってないのに、なんでもよくわかっていると思っている。しかし小さな躓きから、みんなわからなくなってしまう。自分が何をすればいいか、どこへ行けばいいか。本当は、よくわかりもしないことを、ただ昨日もそうだったという理由で、今日も繰り返しているだけかもしれない。」 35 「かつてのぼくは玲を通じて世界と結びついていた。一般的に信じられているように、『愛』というのはいつくしみの感情などではなく、むしろ世界認識に近いものではないだろうか。その人を通して、世界があることを実感する、そして自分が世界の一員としていることを実感する、確固とした意識のことではないだろうか。」
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言葉になる前の感情を文章でで読むと言うのも矛盾してる気がするけど、そんな気分にさせてくれる一冊。 思うトコロはあってもなかなか言葉にならないことってあるなぁと思った。
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うーーーん。なんともいえない作品・・・ ジョンの過去を知らない人なら解説的に書かれているからそんな気持ちで読んでみるしかないのかな・・・ なんだか最後が村上春樹風なのは気のせいかな
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