「甘え」と日本人 の商品レビュー
「甘え」という日本独特の文化から、日本人が培ってきた言語や立ち振舞いの礎を知ることができる。 土居健郎著「「甘え」の構造」を読んでおくとより理解が深まるかもしれない。
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甘えという、日本語にしかない表現の真意を語った一冊。 日本語独特の考え方、生き方、成長する形を意識させられる一冊。 甘えはイカーンみたいな内容かと思いましたが、いい意味で裏切られた。
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「甘えの構造」を読まずに本書を読んでいるからか、土居先生の章は読んでいてスンナリ入ってこない感じ。 一方で斎藤先生の分かりやすさが際立つ。対談の初めは年長者への遠慮を感じたが、後半は完全にリードしていた。
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対談形式で書かれており、内容も身体と健康、人間関係、日本語、そして読書についてなど多岐にわたり、読み物としても面白い。読み進めているうちに「自然な甘えが生命力を育む」という論点に納得。 個人的には、齋藤さんの「別れという区切りをステップにして、心を強くする」という話にも共感。最終...
対談形式で書かれており、内容も身体と健康、人間関係、日本語、そして読書についてなど多岐にわたり、読み物としても面白い。読み進めているうちに「自然な甘えが生命力を育む」という論点に納得。 個人的には、齋藤さんの「別れという区切りをステップにして、心を強くする」という話にも共感。最終章の「読書の積み重ねが『心』と『言葉』のズレを解消する」という点は、読書の効用をとらえる側面として興味深い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
精神科医の土井健郎氏と「声に出して読みたい日本語」で知られる斎藤孝氏がそれぞれの視点で日本人の性質に関して論じておられる。比較的軽い読み物として楽しんだ。興味深いのは、「甘えは嫉妬を抑止する」という筆者の主張である。甘えられない環境では他者に対する嫉妬は増す、という意見が興味深かった。
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土井さんの言う甘えを理解するには本人の『甘えの構造』を読まないと駄目かもしれない。いつもながら、斎藤孝さんの本は読みやすいけどするする進んでいくばかりで、腹持ちがしない軽いおかゆのようだ。 ぼーっと読んでいるとただの中年+老年の懐古趣味にも聞こえるから注意だ。
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甘えが容認されている社会では、妬みは緩和されます。甘えたい気持ちがあるので、妬みがそれほど深刻にならずに済むわけです。ところが、甘えるということが土台許されていない社会では、妬みが強く意識されるようになるわけです。 嫁、姑関係にあてはまる気がする。
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