神の微笑 の商品レビュー
宗教や宗派は超えた神…
宗教や宗派は超えた神様のお話し
文庫OFF
芥川賞作家・芹沢光治良さんが晩年書かれた神様シリーズの1冊目。 素晴らしいキャリアを積まれた、とても素敵な年上の女性から勧められ、お借りして読みました。。 若き日々の芹沢さんと神との関係について書かれた自叙伝です。。 決して裕福ではなかった幼少の頃。。 秀才でありながら、...
芥川賞作家・芹沢光治良さんが晩年書かれた神様シリーズの1冊目。 素晴らしいキャリアを積まれた、とても素敵な年上の女性から勧められ、お借りして読みました。。 若き日々の芹沢さんと神との関係について書かれた自叙伝です。。 決して裕福ではなかった幼少の頃。。 秀才でありながら、中学を出たら働けと祖父から言われ・・ 空に向かって「神様なんているものか!」 と心の中で叫ぶシーン。。 丁度、人生最大の試練(!)と思えるような状況だった私は、 「神様!どうして私がこんな目に遭わなければいけないの? 私は何も悪い事はしていないのに!」 と、同じように空に向かって心の中で叫んだ事を思い出し、 共感を覚えたのでした。。(おこがましいですが・・) 結局、芹沢少年は、担任の先生の紹介で支援者を得、 留学までさせてもらうのですが、 留学先で出会った友人達(科学者や後の起業家)との交流、 友情もとても素晴らしく、心が浄化されるような気分で読みました。。 芹沢光治良さんは、晩年 木とお話し出来た方なんです。。 人々の生活を長く見守ってきた木とのお話の内容も、 とても興味深く、こころに染みるものがありました。。 読むほどに心が浄化されて神聖な気持ちにしてくれた本です。
Posted by
- 1