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生(第3幕) の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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4部作の第三幕。東の…

4部作の第三幕。東の癌はどうしようもないほど進行し、最後の日々が悲痛にも冷静に語られる。もう書かなくていいから、自分を責めなくてもいいから、と言いたくなるほど辛い。

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自分の知らないところ…

自分の知らないところで、これほどまでに死と戦っている人間はいるのだと思った。一文字一文字を噛み締めて、それでいて一気に読まずにはいられない。

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命四部作第三幕。癌は…

命四部作第三幕。癌は末期の末期に。愈々死が近づき、主治医には余命一週間を宣告される。生きることを真っ向から考える、本当の生を考える人の姿がある。

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自分の身近に闘病して…

自分の身近に闘病している人がいるのならきっと励みになる一冊だと思う。

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命四部作、長いとは思…

命四部作、長いとは思ってもここまで読んだらもう止まらないでしょう!どっぷり浸かって、いろんな感覚が自分の中に生まれます。出てくる人に近しい感情をいだきませんか?

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壮絶な闘病生活、それ…

壮絶な闘病生活、それを看護する辛さ、どちらもとても伝わってきた。自分だったらと考えながら読みました。

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2018/10/12

東さん、私と同じ長崎出身。懐かしい言葉。人をひきつけないではいられない存在。一度会ってみたかったな・・・

Posted byブクログ

2014/08/24

【本の内容】 <第1幕> 家庭ある男性との恋愛によって身ごもった作家・柳美里。 時を同じくして、かつての恋人・東由多加氏の癌発症が判明する…。 忍び寄る死への覚悟、恋人の裏切り、一人で生きてゆくことへの迷い、やがて誕生する新しい生命への希求。 そのすべてをありのままにさらけ...

【本の内容】 <第1幕> 家庭ある男性との恋愛によって身ごもった作家・柳美里。 時を同じくして、かつての恋人・東由多加氏の癌発症が判明する…。 忍び寄る死への覚悟、恋人の裏切り、一人で生きてゆくことへの迷い、やがて誕生する新しい生命への希求。 そのすべてをありのままにさらけ出し、血を流しながら綴った大ベストセラー「命四部作」第一幕。 <第2幕> わたしたちのあいだでは“末期”という言葉は禁句だった。 ―わたしはあと二年で死んでもいいですから、東由多加をあと二年生かしてください。 なんとか丈陽と東由多加と三人で二年間生きたいのです。 神さま、どうかわたしの祈りを叶えてください―最先端の治療を受けるためにアメリカに渡る東。 しかし過酷な現実は静かに進行する…。 「命四部作」第二幕。 <第3幕> 余命一週間―元恋人・東由多加へのあまりにも残酷な宣告が下される。 それでも希望は失わなかった。 治療が続く限り、延命の可能性はゼロにはならないと信じて…。 しかし、さらなる悲劇が襲いかかる。深夜のマンションに忍び込んだレイプ強盗犯―ナゼワタシダケガコンナメニ! そして何よりも辛い結末が待っていた…。 <第4幕> 祈りは叶わなかった。子どもが生まれたわずか三ヶ月後に東由多加は命を落とした。 もはや瞬きをしなくなった瞼、息をしなくなった唇…。 それから四十九日間、死者があの世に旅立つ日まで、空白は空白のまま、不在は不在のまま、血を流すため、囚われるため、沈黙するために、書き続けられた葬送と鎮魂の最終章。 [ 目次 ] [ POP ] 人は慣れる生きものだ。 どんな悲しみであっても、そうした瞬間を重ね、時間を経るに従って、ある程度は鈍麻していく。 まして本の中の出来事ならなおのこと。 人生も読書も経験を積み上げてきた分、大人の女はそうそう安く泣いたりできない。 本書は、そんな人の涙腺さえ緩めてしまう自伝的小説だ。 家庭のある男性の子を妊娠した著者。 それとほぼ同時期に、かつての恋人であり、作家として生きることの道筋をつけてくれた恩師・東由多加氏ががんであることを知る。 生まれゆく命と消えゆく命を握りしめ、著者は“人はどう生きるべきか”という命題を自分に、そして読者にも突きつける。 「愛」「命」「弱者」といったよくある泣かせの題材が、慈しみ合う者たちの命懸けの「献身」が加わることで見事な化学反応を起こし、俄然高貴な輝きを帯びていく。 『命』は『魂』『生』『声』と続く四部作で、東氏の闘病生活から死までの時間、そして妊娠発覚や長男誕生のドラマをたどる。 読み始めたらきっと、彼女たちの絆のすべてを見届けたくなるはずだ。 ちなみに『命』の解説を担当しているのはリリー・フランキー氏。 この数ページに、私、『東京タワー』よりうるっとさせられました。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2011/01/23

柳さんの本は、ココロがえぐられるような気持ちになりますが、一気に読んでしまいます。 壮絶な闘いの末に東さんが亡くなります。

Posted byブクログ

2010/01/22

妻ある男性の子どもの妊娠・出産と、師として、父親として、そして恋人としての関係を15年間続けてきた劇作家の東由多加の闘病生活の介護の日々を、2つの命の交錯として描き、センセーションを呼び起こした『命』、『魂』に続く「命三部作」完結編である。

Posted byブクログ