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神曲 の商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

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 私が初めて読んだ …

 私が初めて読んだ 桜井亜美さんの本です。だからかな一番思い入れがある本なんです。彼女の本質が一番表現されているように感じるのは私だけでしょうか??読んで確かめてみて下さい

文庫OFF

一人称で進行するスト…

一人称で進行するストーリーであるにも関わらず、主人公に「やられた」と思わせられる巧みな展開。SF要素も含まれているが、簡潔にまとめられていて入りやすい。中盤主人公がある事に思い至り驚愕したシーンではこちらも驚愕させられた。このボリュームにはそぐわない充実した一冊。

文庫OFF

桜井亜美さんが大好き…

桜井亜美さんが大好きで、ほぼ全ての作品を読んでいますが、この神曲はどの作品よりも素晴らしいと思います。設定があまり読んだことのないタイプのもので少し最初は戸惑いましたが、読み進めていくうちに桜井さんの表現力で違和感なく作品の世界に入っていくことが出来ました。終わり方は確かに切なく...

桜井亜美さんが大好きで、ほぼ全ての作品を読んでいますが、この神曲はどの作品よりも素晴らしいと思います。設定があまり読んだことのないタイプのもので少し最初は戸惑いましたが、読み進めていくうちに桜井さんの表現力で違和感なく作品の世界に入っていくことが出来ました。終わり方は確かに切なく、ハッピーエンドとは言いがたいものですが、私としては“悲しい”という感覚ではなく、すんなりとこの終わり方を受け入れることが出来るものでした。桜井さんの文章が大好きな私にとっては、非常に満足のいく作品でした。

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SF小説。唯一心を許…

SF小説。唯一心を許せる恋人の為に、主人公は「悪魔に魂を売る」。終わり方は切ないです。

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よく工夫された上手な…

よく工夫された上手な小説。読みやすく、文章表現も興味深い、テンポが速くスリリング、構成も面白いし、主人公が殺人鬼の息子という設定や、仮想世界のテーマも面白い。大変面白く一気に読めたが、主人公が精神を病み、社会的規範から大きく外れているために、感情移入や共感は難しい。

文庫OFF

2017/03/08

初めて桜井さんの物語を読んだ。 物理学のような単語が飛び交い、多次元だの量子理論だの登場するがとくに読みにくいということはない。 嵐が欲したものはただひとつだけ。 美虹の存在を守ること。すべてはそれだけのためだった。 悪魔に魂を売ろうとも、美虹を失うわけにはいかなかったから。 嵐...

初めて桜井さんの物語を読んだ。 物理学のような単語が飛び交い、多次元だの量子理論だの登場するがとくに読みにくいということはない。 嵐が欲したものはただひとつだけ。 美虹の存在を守ること。すべてはそれだけのためだった。 悪魔に魂を売ろうとも、美虹を失うわけにはいかなかったから。 嵐の一途な想いが切ない。 何度でも、嵐は諦めずに美虹の未来を探し求める。 たとえ失敗ばかりだとしても、けっして諦めることなどできない。 そんな嵐が見た未来。その現実。 胸が痛くなるようなラストシーンがそこにはあった。

Posted byブクログ

2011/12/06

なぜ、そこに存在しているのか。 自分は一体、どこから来たのか。どこへ行こうとしているのか。 まるで禅問答のような世界。バーチャルの世界と現実の世界を行き来して、過去を改変して恋人を救おうとする主人公の男。聞こえはいいが、著書に出てくる殆どの人物が自己中心的すぎ。 結末は、そんな自...

なぜ、そこに存在しているのか。 自分は一体、どこから来たのか。どこへ行こうとしているのか。 まるで禅問答のような世界。バーチャルの世界と現実の世界を行き来して、過去を改変して恋人を救おうとする主人公の男。聞こえはいいが、著書に出てくる殆どの人物が自己中心的すぎ。 結末は、そんな自己中心的な行動を繰り返した結果のような気がしてならない。愛の末路だという受け取り方もあるので、感じ方は個人差があると思う。

Posted byブクログ

2011/07/30

・わかっていた。セックスへの嫌悪は、欲望が精神から分離し、感情が失われた物質的な行為だけになる瞬間への恐怖が呼び起こすのだと。 ・本当の楽園を知った人間は、生まれてきたことを心から感謝できる。

Posted byブクログ

2009/10/04

こういうメカジェニックなのだーいっ好きッッ!!!! でも亜美FANの中ではイマイチ評価が割れるよね? ダンテも好きだしボードレールも大好き!! またひとつ、好きな詩篇が増えたよ。

Posted byブクログ

2009/10/07

Hさんに借りた本。 時間を越えたタイムマシーンのような世界 ワケのわからない機械的な難しい部分と愛のあるイビツにあたたかい部分。このバランスが印象的だった。

Posted byブクログ