英国ワーキングクラス直伝「逆成功」のルール の商品レビュー

石原由美子(著者)

2016/11/24

日本人の価値観からいくと、不向きなルールも多々あるが、それでも読んで損はないと思う。負があるのを前提にしているので、失敗しても次の手が出てくる。思考の道もたくさん持てる。

2013/10/14

日本の典型的な準備型人生。
不安で、備えることばかりに集中する。
受験、出世、墓　世の中は不安を煽るものだらけ

雇用する側にとって競争は便利な仕組み

2012/08/28

イギリスのワーキングクラスの人たちが人生を楽しく、それでいて充実したものにするためのルールをイギリスで生活をした筆者が、自分のメンターから直接教えてもらったものを集めたものです。そのルールは日本のビジネスマンにとっても役に立つ考え方が多くあると思いました。

以下はためになったポイントです。

・エネルギーをすべて仕事に使うな、必ず遊ぶ力をとっておけ、自分を幸せにできない人間は周りを幸せにできない（ｐ３８）

・仕事に選ぶのは、まあまあ得意で好きなこと、というのが最も現実的な落としどころになる（ｐ５４）

・見えないものを大切にせよ、けして盗まれないものを育てよ（ｐ６７）

・真実はいつもひとつしかなく変えられない、ただしどの角度からそれを見つめ、どう解釈するかで人生は変わる（ｐ７３）

・パブに新参者として入るときのマナーは、まず笑顔で挨拶、次に、全員に１杯ずつおごること（ｐ８１）

・パワーの目的がどこにあるか見破れない場合、本当の受益者は誰かを考える習慣をつける（ｐ８７）

・笑顔のもつ強力な効果とは、１）相手の攻撃を止める抑撃ミサイル、２）感染させて周りを変える生物兵器の効果がある（ｐ１０６）

・砂糖が不足すると脳が働かない、動物性タンパク質・乳製品から作られるセロトニンが不足すると、ネガティブで引っ込み思案ないじけた考え方になる、健康には悪い物質でも明るく強く生きるためには欠かせない（ｐ１１６）

・太陽とともに仕事をしろ、肉を食べてビールも飲む、満腹になったらすぐに寝る、悩みの９割はこれで解消、コレステロールよりもストレスのほうが危険である（ｐ１２１）

・何もしたくないときは、いつものことをいつも通りにやること（ｐ１５４）

・お金によってできることとは、突き詰めれば、消費のみ（ｐ１８１）

・豊かな人間になり、豊かな生活を送りたかったら、モノ以外の何かを獲得すること、モノを集めるだけではけして豊かになれない（ｐ１８４）

・死ぬときに持って生きたいものが、自分の幸福の正体である（ｐ１９３）

・豊かさとは、たくさんの選択肢があること（ｐ１９５）

・１週間に１回は、気を落ち着けて自分の声と対話する時間を作るべき（ｐ２１５）

2011/12/14

英国人は、日本人のように働いてばかりいるサラリーマンのことを「働き蜂」のように思っているのであろう。

本書で紹介しているのは、「英国式成功」であって、決して「逆成功」ではない。
ただ、アメリカナイズされた日本人から見れば、英国人が「逆成功」しているように感じられるだけである。

2011/05/10

　今の日本人の進む道を示した一冊です。少しアメリカ的な目標を持ちすぎたお疲れのみなさんは一読の価値があります。
　結局はここへ帰ってくるのか、という感じです。そろそろみんなが気づくころです。発売当初に読んだときはぴんとこなかったけど、今読み返してみると、大切なことが書かれていることに気づきました。

2010/04/20

◎何か一つ、絶対に負けないものを持て。まず自分のネットワークの中で、一流になれ。
これができれば、世界のどこでも生きていける。

◎将来のために準備ばかりするより、今を存分に生きろ。
現在の幸せな自分があってこそ、未来もある。それからどんでん返しを狙え。

◎自分を楽しく乗せてしまおう。人を笑顔で楽しくさせたい。
その思いやりが自分の潜在意識にも次第にポジティブな影響を与える。

◎陽にあたれ。たらふく肉を食ってビールも飲め。
悩みの9割はこれで消える。コレステロールよりストレスの方が危険だ。

◎逆成功のためには、失敗は引きずってはいけない。
ゼロからやりなおすのだ。
主人公は一度コテンパンに叩きのめされた方がおもしろい。

◎自分がまず変われ。どんなに時代が変わっても、100％満足する世界には決してならない。
今生きている世界を上手にやり過ごす。今を楽しめないような人間は将来も望みなし。

◎これからはいい仲間を抱える人が一番羨ましがられる社会となろう。
収入よりも、肩書きよりも、まず「いい仲間」。
それが逆成功を支える強力な後ろ盾となる。

2009/10/04

まぁ単純に成功する為の手順を逆に考えて見よう的な本。
エリート街道等を目指すのでなく、今ある人生を充実させる事に集中するといつの間にか
成功しているというお話。
まぁ分からんでもないんだが、結局逆となってるが逆というよりも考え方が違うだけかと思う。

2009/10/04

筆者が人生どん底のときに出会った「親方」の言葉集。人生を生き抜く知恵が満載。「生きる」ということを少しだけ理解できたかも。この本は落ち込んだ時に読みたくなるね。