時が、ふたりを(1) の商品レビュー

ノーラ・ロバーツ(著者),福島純子(訳者)

2015/02/22

タイムトラベラーもののSFです。
兄キャレブと、弟ジェイコブ『時は、やさしく』との二部作。
星間貨物船の輸送をしているキャレブ・ホーンブロワーは、事故に巻き込まれてこの時代（89年）にタイムトラベルし、山奥で研究に勤しむ文化人類学者リバティ・ストーンと出会うという物語です。
過去を研究し過去に生きる女と、未来に目を向ける未来から来た男。相反する二人はどのような選択をするのか？
この作品は、彼が出会った冒頭は記憶喪失なためか、SF的な説明は薄く、他のノーラ作品とあまり代わり映えしない。
とはいえ、彼の決断と彼女の手紙にはキュンとした。
弟の方と合わせて読むと、SFらしさを感じて面白いと思う。
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