中島みゆきの世界 の商品レビュー
ユーミン 初期 「魔法の鏡」 「私のフランソワーズ」 中島みゆきの本質 世界を渇望しつつ、それに見放される、という体験の核 ドストエフスキー 抽象的で遠い存在への愛は可能だが、身近な者、具体的な対象への愛は不可能だと言っているのだ。 愛するためには相手の存在を非実存...
ユーミン 初期 「魔法の鏡」 「私のフランソワーズ」 中島みゆきの本質 世界を渇望しつつ、それに見放される、という体験の核 ドストエフスキー 抽象的で遠い存在への愛は可能だが、身近な者、具体的な対象への愛は不可能だと言っているのだ。 愛するためには相手の存在を非実存化することが必要だ、と。 この世には詩しかないというおそろしいことにぼくは気づいた。 谷川俊太郎
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人間は生の途上で限りなく悲しみやあやまちを繰り返していく。それを照らす灯によって限りなく対象化していけ。中島みゆきはそう主張している。たとえ解決にならなくとも、そうすることで自分の人生を少しでも意味あるものに反転することができる。それのみが私たちがとりうる最低限の方途だと。
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