おちゃめなパッティ の商品レビュー
あしながおじさんで有名な著者のもう一つの代表作 あしながおじさんに比べたらそうとう知名度が落ちると思う とにかく明るく、The少女のための本 これは小学生の子とか読んだらとても胸に残るのではないだろうか 説教のようなものはほとんどなく、活き活きと女学生が書かれている それにして...
あしながおじさんで有名な著者のもう一つの代表作 あしながおじさんに比べたらそうとう知名度が落ちると思う とにかく明るく、The少女のための本 これは小学生の子とか読んだらとても胸に残るのではないだろうか 説教のようなものはほとんどなく、活き活きと女学生が書かれている それにしてもなんてかわいいタイトルだろうか
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※このレビューにはネタバレを含みます
『あしながおじさん』が恵まれない孤児の可能性を描いた作品なら、 これはどこまでもオーソドックスでフリーダムな明るいもの、 そんな印象を受けました。 主人公パッティのユーモア溢れる人間味は、古き良きアメリカ家庭の 大らかさが育んだ清々しさに満ちていて、全寮制のキャンパスで 彼女を中心に繰り広げられるエピソードの数々は、厳しい規則や 学業のすき間を突くスパイスのように刺激や娯楽性があり、 これは100年以上も前の物語であって、かつ、今日にも通じる 普遍的なコメディの形として成立していると思います。 自分が特に気に入ったお話は『「ヴァージル」クラスのストライキ』で、 婦人洗濯屋のストライキについての労働史における講演を聴いたパッティが、 その内容をただ知識として吸収するだけでなく、そのロジックを自分たち学生の立場に置き換え、ラテン語が苦手で要領の悪いローザリーの為に、 予習のラテン語80行の翻訳を60行に減らすための交渉として 学校教育そのものに訴えかけることに、一瞬のうちに応用しているエピソードです。 これは作中の教師・ロード先生が、本来イメージした『労働者の連帯責任』 を伝えようとする一次元的な概念を更に飛び越えるもので、自分たちの置かれた環境を 高い位置から鳥瞰的に捉える大胆さを、とても痛快に描かれていると思います。 教わる側が一方的な受け身の体勢でなく、堂々と意見や主張を 戦わせて自分たちの権利を獲得する姿は小さいながら社会の縮図の様です。 このパッティを主導とするヴァージル同盟、さすが生徒同士の結束だけあって 即席感でもろいものであり、それでいて拙い助け舟がでてきたりと、 なんともコミカルさが見ていて可笑しい。 とにもかくにも、とても気に入りました。 とりあげ始めたらキリがありませんが、その他のお話もどれも とても面白いものばかりで、舞台が広大なアメリカ大陸でありつつ、 それぞれ生まれの違う個性が集まる閉鎖的な学園生活ってとこが 静の中の動といった雰囲気で、ここから巣立つ彼女たちのこれからが どんな広がりを見せていくのか、当時の読者さん達がどんな想いを はせたのか、とても興味深いです。 この一作にはあしながおじさんの主人公のプロトタイプとも呼べる様な キャラクターの存在も見受けられたり、その直前という事が 色濃く印象として出ていて、スタイル自体がまったく違っても 作者の哲学や匂いはしっかり同じものをイメージしました。 前後関係を知れたのは良いことでした。今後また復習したい限りです。
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読んでみて、何故この作品が「あしながおじさん」ほどには人気を得られなかったのかが分かった。 肩の凝らない、気軽に読める本とも言える。でももう一度読みたいとは思わない。 主人公は口が達者で人をけむに巻くのが上手い。 「呑気で苦労知らずな女学生の寄宿生活」を追体験したい人向き。
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おちゃめ、という言葉が実にぴったりだ。 いたずらっ子、というのもちょっと違うし、向こう見ずという感じでもない。 パッティの元気の良さと、賢さと、気骨は、正しくおちゃめだ。と思う。 人生を楽しんで、切り開いているその姿は、こちらの心まで元気にしてくれる。 少女にもどったかのような心...
おちゃめ、という言葉が実にぴったりだ。 いたずらっ子、というのもちょっと違うし、向こう見ずという感じでもない。 パッティの元気の良さと、賢さと、気骨は、正しくおちゃめだ。と思う。 人生を楽しんで、切り開いているその姿は、こちらの心まで元気にしてくれる。 少女にもどったかのような心持になる。 楽しい本だった。
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おちゃめでした。なんていうか、子どもの頃に夢中になっていた、海外の少女のお話という感じ。ちょっとだけ、折原みとを思い出しましたw
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訳がとっつきにくく、前半を読み終えるまでとても時間がかかってしまった。後半はそれにも慣れたのですっと読めましたが・・・。
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どう考えてもおかしな訳があるし、信じられないことに誤字もいくつもある。註の番号が振ってあるのに巻末では飛ばしてしまっていたりする。けっこう古い作品にも関わらず、あまり美しい日本語は使われていない。読んでいて指摘したい欠点はたくさんある。 それでも、この作品が復刊されていることに大...
どう考えてもおかしな訳があるし、信じられないことに誤字もいくつもある。註の番号が振ってあるのに巻末では飛ばしてしまっていたりする。けっこう古い作品にも関わらず、あまり美しい日本語は使われていない。読んでいて指摘したい欠点はたくさんある。 それでも、この作品が復刊されていることに大いに感謝する。小学生の頃、わくわくしながら読んだ。20年近く経っても変わらず胸を躍らせて読めることがとてもうれしい。
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ジーン・ウェブスターが1911年、『あしながおじさん』より先に発表した作品。 完成度はやはり『あしながおじさん』のほうが上じゃないかな、という感想。 それでも、まだ女性に選挙権もない時代のアメリカで、自分の個性を存分に発揮させようとするパッティやクラスメイトたちは生き生きとして清...
ジーン・ウェブスターが1911年、『あしながおじさん』より先に発表した作品。 完成度はやはり『あしながおじさん』のほうが上じゃないかな、という感想。 それでも、まだ女性に選挙権もない時代のアメリカで、自分の個性を存分に発揮させようとするパッティやクラスメイトたちは生き生きとして清々しく、そのまっすぐな気持ちには読んでいて心が揺さぶられます。 http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-144.html
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