ジハード(5) の商品レビュー
シリーズ第5弾。今回…
シリーズ第5弾。今回はかなりの分厚さです。500ページ近くあります。読み応えは抜群です。
文庫OFF
ますます重くなる。 「ジャンプノベル」ってレーベルから出てたし、当時はもっと表紙とかキャラクターを押し出した装丁だったから、完全に舐めてたけど、考えてみれば十字軍とイスラム軍の戦いを描いてるわけで、テーマ的にはヘビー級。重くシリアスな展開も当然と言えば当然か。 今回、ヴァレリ...
ますます重くなる。 「ジャンプノベル」ってレーベルから出てたし、当時はもっと表紙とかキャラクターを押し出した装丁だったから、完全に舐めてたけど、考えてみれば十字軍とイスラム軍の戦いを描いてるわけで、テーマ的にはヘビー級。重くシリアスな展開も当然と言えば当然か。 今回、ヴァレリーの前に主に立ちはだかる敵は蒼狼ことキヤト。まあ、蒼狼だから、その正体もなんとなくぼんやりとは見える。 で、一方のイスラム軍は、気がつけば主力をアイヴァンホーやロビンが担うようになってる。そして、ラスカリスの不在も響いてくる。 この作品って、メイン級のキャラがわりとあっさりと退場する。史実が題材だからという側面も有るけど、そうでないキャラクターにも容赦ない。戦争だから。 という事で、本作もあと1冊を残すのみ、最後まで読み切りたい。
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延び延びになっていた獅子心王との再戦がこの巻のハイライトではあるのだが、それよりもだ。自分はラスカリスに関して大きな誤解をしていたことに気づいた。自分はラスカリスをただ単にヴァレリーがアイヴァンホーと出会うまでの〈繋ぎ〉であると認識していた。実際ラスカリスはアイヴァンホーに対し嫉妬めいた感情を抱いていたし、物語を去るタイミングもその印象を補強していた。だが違った。ヴァレリーにとってラスカリスは、決して代替の利かぬ唯一の存在だったのだ。イスラムの窮地を救った砂嵐は、そんな彼の最期の挨拶だったのだろうか。
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かなり予想を裏切る展開をしてくれました。 蒼狼キヤト、というのは、多分、チンギス・ハンのことだろうと思いながら読みましたが、どうなんでしょう? 2004-12-10
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