年をとるのが愉しくなる本 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
森毅さん(1928.1.10~2010.7.24 享年82)の「年をとるのが愉しくなる本」、2004.1発行です。①定年後は安定より自由②定年後過去を引きずる人はがっくり老け込んで暗くなっていき、過去を引きずらない人は自由に生きてうらやましい人に③過ぎてしまえばみんな物語④歴史を実感するには長生きしかない⑤早死にしたら大損、長寿なら丸儲けの年金制度⑥息せき切って登る山型、風景を楽しむ谷型の生き方⑦のんびりゆったり心地よく。 定年後の人たちは、自由に生きてる人とがっくり老け込んで暗くなっている人と。その差は、おそらく、過去を引きずっているかどうか。過去の立場にこだわり続けている人は暗くなる。老年の自立は社会的存在からの旅立ち。森毅(1928.1.10~2010.7.24)「年をとるのが愉しくなる本」、2004.1発行、再読。私は、仕事上の社会(肩書き)からは旅立ちしても、新しく地域社会には参画した方がいいと思っていますが~。地域社会で愉しく過ごせています!
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久しぶりに森毅の本を読みました。たまたま、図書館のリサイクル市で見つけてきたものです。何度か書いてきましたが、私は高校生くらいのときに森毅の「数学受験術指南」(中公新書)という本を読んでからの森毅ファンで、今では本棚1段はすべて森毅関連の本が並んでいます。安野光雅なんかもいっしょ...
久しぶりに森毅の本を読みました。たまたま、図書館のリサイクル市で見つけてきたものです。何度か書いてきましたが、私は高校生くらいのときに森毅の「数学受験術指南」(中公新書)という本を読んでからの森毅ファンで、今では本棚1段はすべて森毅関連の本が並んでいます。安野光雅なんかもいっしょになっていますが。森毅の本を読むと、いつも本当に気が楽になります。成果主義の世の中で、日々結果を出さなければいけないというストレスをかかえている身としては、そんなふうに言っていただけると・・・と肩から力がすうっと抜けていくのを感じます。いくつかの節見出しを紹介しておきましょう。「ころんでしもうたら、なんぞ拾うて立ちあがりましょう」「解けてしもうたら、やる気などおきないがな」「みんな仲よくしようはいじめの助長」「人生ひとりで渡れば危なくない」「トップはごめん、理想はビリから二番目」「長生きしたんだから元気がなくても勘弁して」・・・私にとっては森毅大先生なのですが、敬愛の意味を込めて(?)敬称を略させていただきました。
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