それでも私は戦争に反対します。 の商品レビュー
本書を読んだのは、2004年10月になります。 もう20年前になりますか、早いものです。 本書が刊行されたのは2004年で、その前年の2003年に自衛隊イラク派遣(2003~2009年)が開始されており、それが、本書刊行の背景にあったと、かすかに記憶しています。 本書には、4...
本書を読んだのは、2004年10月になります。 もう20年前になりますか、早いものです。 本書が刊行されたのは2004年で、その前年の2003年に自衛隊イラク派遣(2003~2009年)が開始されており、それが、本書刊行の背景にあったと、かすかに記憶しています。 本書には、45名の方々が文章を寄せていますが、その中で、澤地久枝さん(1930~)が寄せた、次の言葉が、印象的でした。 「戦後59年。いまの日本で進行しているのは、かつて体験した地獄の戦場や銃後などは忘れ果て、血を流さなければ国際的に孤立するという自衛隊出兵策です」 本書の内容は、次のとおり。 ---引用開始 国際貢献と国益重視というかけ声ばかりが響くこの国で、戦争反対の声はかき消されようとしています。日本国憲法の下で抑制されてきた国外紛争地への自衛隊派兵も、小泉政権はあっさりと実現してしまいました。しかし-それでも私たちは戦争に反対します。なぜ?どんな根拠で?そしていま、私たちに何ができるのか?四十五通りの試みが、ここにあります。あなた自身の四十六番目の答えを見つけだしてください。創作、手紙、エッセイで描く「二十一世紀戦争」のリアリティ。 ---引用終了
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日本ペンクラブ。45人ほどの著者による、イラク戦争時の原稿。 著者によってレベル感がマチマチで、一般化まで落とし込んでいる人と、単に当時の個別事象への批判(小泉批判・ブッシュ批判等々)をしている人とが混在。冒頭に来る阿刀田高や浅田次郎は流石というか今読んでも納得感があるが、多く...
日本ペンクラブ。45人ほどの著者による、イラク戦争時の原稿。 著者によってレベル感がマチマチで、一般化まで落とし込んでいる人と、単に当時の個別事象への批判(小泉批判・ブッシュ批判等々)をしている人とが混在。冒頭に来る阿刀田高や浅田次郎は流石というか今読んでも納得感があるが、多くは既に読んでも賞味期限切れの読後感しかなかった。迫力ある「戦争反対」を期待したんだけど…
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対テロ戦が始まってすぐに緊急出版、そして緊急購入して読んだ本w まぁ事態が事態だったので、自分としても急いで買ってきて読んだような感じで その時はそこそこ価値ある「活動」として受け止めた。 その「対テロ戦」の全体像がまとまってきた今もう一度読んでみたいと思う。
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反対というネガティヴ・メッセージは、多様性を持つことでポジティヴ・メッセージの側面を持つ可能性があります。どこからでも読める1冊。
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