クレイジーヘヴン の商品レビュー

垣根涼介(著者)

2009/10/07

人当たりよく働きながらも
やられたらやり返す狂気を持った男
美人局をやらされヤクザの情婦に成り下がった女
二人が出逢い、事件が起きる。

どんどん堕ちて行く2人だが
陰惨な印象は受けない。
しかし残るものも少ない。

【図書館・初読・8/28読了】

2009/10/04

美人局にあった同僚を助けようとした坂崎は、女性とグルだった男を殺してしまう。
やがて二人は一緒に暮らし始めお互いに惹かれあう。

2009/10/18

その瞬間、世界はすべて鮮やかになる。虚無と絶望が交差する日常から、人はいかに自己を解放できるか―狂気。吐息。切なさ。心の「フレーム」に喘ぎつづける男と女が疾走する新感覚アナーキークライム・フィクション。

以前に読んだこの著者の作品とは印象がかなり違いました。旅行代理店に勤める恭一と、美人局の片棒を担がされている圭子。そんな２人が出会い、共犯者になったことから物語は始まります。２人がやったことは決して正義ではないけれど、それでもこの先の未来が穏やかであることを願います。

2009/10/04

垣根作品の中では一番好き。
結局2人は悲しいままで壊れたままで、そのつまり何なのっていう半端さがいい。
たいした盛り上がりもないけどやっぱり心地いい。

2009/10/04

いつもどおりの女、酒、車、暴力の作品。
まぁ面白さはある気がするけど、ワンパターンさにちょっと食傷気味です。

2009/10/04

垣根作品には珍しく普通のサラリーマンの話。
といっても、全然普通じゃないけど。
垣根作品のなかでは普通って感じです。

2009/10/04

東京でサラリーマンしていた主人公は上司を殴って退社。常磐線の県庁所在地人口25万人の町の旅行代理店に入社。駐車場の車をピッキングされ財布を盗られる。待ち伏せして犯人を捜し復習,半殺し＆400万円GET.ヤクザの美人局をある晩ナンパ。会社の同僚が引っかかり再会。仲裁する筈が殺してしまう。二人で生める。かくまう為に同居。コカの快楽に溺れる。ヤクザの事務所からコカを盗むが見つかる。彼女があやうく殺す寸前で止める。支店長(本部から左遷,レジ泥棒で又左遷)に相談し緊急退社し東京に逃走。沖縄で漁師に転職する計画を彼女に話すところでお終い。

2009/10/04

今までの作品の中では一番インパクトがなかった。それぞれのキャラもあんまわかりにくかった。また別の作品に期待。