白洲次郎的 の商品レビュー
なんともいえない。なんとも、かっこいい。 いや、白洲次郎はもちろん、少し出てくる新吉もかっこいいし、なにより著者がやっぱりかっこいい。 どこまでも、ほんとうだ。正論であり、正論でありすぎる。でも、そんな不器用さも人間である。 勢古さんっぽく書くと、そんな感じか。
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GHQに対しても怯まず、言いたい放題であった白洲次郎。それでも弱者に対して優しく、自分の中のプリンシプル(原則)に従って生きた白洲次郎。彼のエピソードから学べることは多いと思う。ブレないことの強さを改めて感じた。
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白洲次郎に興味があって、というよりも、勢古浩爾氏が好きで購入。 「白洲次郎」という一人の男性の佇まいに、氏が他の著書でも繰り返し述べている「ふつう」の生き様を重ねたもの。 従って、単純な白洲次郎分析や伝記の類、ましてや諸手を挙げた礼賛などでは全然ないので、次郎ファンには物足りないんじゃないかと勝手に思っています。って云うか結局メインは勢古人生論です。 同調されないと不安で、批判されると腹が立って、それどころか自分と違う意見を言われただけで不快で、そうやって周囲の評価にいちいち一喜一憂してしまうのは確たる「自分」がないからで、なくはなくても脆弱で、一度傷つけられたと感じたら傷つけた相手を土下座させんばかりの大騒ぎで、そのくせ「自分」を確かなものにすること強固なものにすることには無頓着で。 とまあ何だかとかく生き辛い現代人に提示される「白洲次郎」の存在。 それはもうかっこいいですわ。
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白洲次郎を崇拝しすぎず、踏みとどまっている点は好感触。 しかし良いことを言っている風ではあるのだが、何故か内容が薄い印象。
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[ 内容 ] 自分の生とはまったく無縁の他人への関心はなぜ生まれるのか? 人間は他人の中に同類をさがす。 そして自分には及びがたい存在を発見し、彼に自分の理解者を見出し、人間そのものに共感したがっている。 本書の主人公・白洲次郎はまさに本物の人間、信じるに足る存在なのだ。 首尾一貫しない人生のなかで、この男はどこまでも首尾一貫している。 正義感が強く、曲がったことがきらいで、ウソをつかない。 虎の威を借る尊大な人間を蛇蝎のごとくきらい、それでいて下積みの人間や女や子どもには無類にやさしい。 こんな男が日本人にいた!勢古人生論の真骨頂を伝える会心作。 [ 目次 ] 第1章 一生 第2章 手本 第3章 原則 第4章 無名 第5章 成熟 第6章 熱情 第7章 意味 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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白洲という男はなぜカッコいいのかを考察した本。論説文より感想文に近いような。この一冊だけでは何とも言えません。 時折独り言のように感じる筆の運びが気になるところ?裏表紙のプロフィールを見ると理由が分かる気もしますが。
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全然面白くなかった。こんな本にお金を払ったことを後悔したくらい。要するに、白洲次郎「的」に自分の言いたいことをダラダラと書いているような本。それはそれでしょうがないのだろう。「的」だ、と最初に書いてある訳だし。ただ、文中にはプリンシプルが全く感じられず、論点が不明確な場面も多々あ...
全然面白くなかった。こんな本にお金を払ったことを後悔したくらい。要するに、白洲次郎「的」に自分の言いたいことをダラダラと書いているような本。それはそれでしょうがないのだろう。「的」だ、と最初に書いてある訳だし。ただ、文中にはプリンシプルが全く感じられず、論点が不明確な場面も多々あった。なぜそこでそれを引用するのか、と思わざるを得ない、いささか強引な展開も目に余った。結局は何を言いたかったのか、いまいち分からなかった。そんな本。
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