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問題な日本語 の商品レビュー

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71件のお客様レビュー

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役に立つお薦めの一冊

あれは間違い・これはダメ、と羅列して説教する本ではなく、言葉が誤用されるのにも論理がある……と、「言葉は生きている」ことをふまえて書かれた本。4コマ漫画付きで楽しく読めて勉強にもなる、お薦めの一冊♪

yoko

2023/04/05

言葉が時代と共に変化していくということがよく分かった。 自分もなんとなく使っていた言葉が、実はおかしかったと気付けたり、間違っていなかったのだと気付けたりでき、言葉について考えるいいきっかけになった。

Posted byブクログ

2022/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前から気になっていた本書。内容は予想通り。 「こんな言い方おかしくないか?」と思う言葉が解説されてる。2004年発行なので、すでに死語となっているものが多いのではないか思っていたが、結構今でも使われている言葉が多い。

Posted byブクログ

2021/02/17

 本書は、聞くと少し気になる「問題な日本語」に対して、『明鏡国語辞典』を編集した北原保雄先生をはじめとする日本語学・言語学の研究者が解説をしていくものです。例えば、レストラン等の接客サービスでしばしば耳にする「こちらハンバーグになります」「よろしかったでしょうか」等の表現は、「間...

 本書は、聞くと少し気になる「問題な日本語」に対して、『明鏡国語辞典』を編集した北原保雄先生をはじめとする日本語学・言語学の研究者が解説をしていくものです。例えば、レストラン等の接客サービスでしばしば耳にする「こちらハンバーグになります」「よろしかったでしょうか」等の表現は、「間違った」日本語と言われることがありますが、それでは、どこが不自然なのでしょうか。そして、どうしてこのような言い方が生まれるのでしょうか。  「ハンバーグになります」を例にすると、動詞「なる」は〈人為的ではない要因による変化〉の意味を持つため、特に何か変化したわけでもない「ハンバーグ」に対して使用するところがやや不自然な点です。それではなぜ店員はこのような言い方をするのでしょうか。これを解説した矢澤真人先生は、既に3歳になっている子供について「この子は(もう)3歳になります」と言えることから、「なる」には〈相手の予想から外れるかもしれないが〉という断りを添える意味があるとしています。つまり、店員は客への気配りから「ハンバーグです」よりも畏まった「ハンバーグになります」を用いているということです。  このように、本書を読むことで、何か違和感のある表現に対して、私たちが使用している日本語のメカニズムとともに理解することができます。専門的な事柄を分かりやすく解説している本で、日本語学、言語学にあまり馴染みのない方でもスラスラ読むことができます。本書は第4弾まで刊行されているので、興味を持った方はぜひ読み進めてください。 (ラーニング・アドバイザー/文芸・言語 SAKAI) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/1640605

Posted byブクログ

2020/04/11

明確な答えがある項目と明確な答えがない項目が入り混じっているので、時々肩透かしを食らう印象。 全体としてはためになったのでまた忘れた頃に読み返したい。

Posted byブクログ

2018/12/06

再読。久しぶりに読んだが、ためになっておもしろい。 正しいか誤りかだけでなく、どうしてそういう用法が出てきたかを説明してくれる。 言葉は揺れがあるので、どこまでが正しいのか、どこからを新しい使い方と認知するかは難しい。

Posted byブクログ

2018/10/23

この本を読むと、自分の日本語が間違いだらだということが良く分かります。「役不足」が正しく使えない人にお勧め。

Posted byブクログ

2018/09/09

日本語の使い方について色々書かれた本。 なるほどと納得できるものもあれば、嘘だーと思ったり、知識不足により若干ちんぷんかんぷんになりつつ読んだ箇所もあり。 普段何気なく使ってる言葉遣いも、誤りだと指摘された部分もありました。 注意していけたらいいなあ。。。

Posted byブクログ

2014/07/10

この本の編者の先生方は、新語や若者言葉等に対して、寛容な考え方を持たれているように感じます。 すべての言葉に、白黒付けることは難しいのだとは思いますが、もう少し、歴史的、文法的に判断した場合、間違えた言い方なのか、間違えていない言い方なのか、はっきりとした答えが欲しかったと、個人...

この本の編者の先生方は、新語や若者言葉等に対して、寛容な考え方を持たれているように感じます。 すべての言葉に、白黒付けることは難しいのだとは思いますが、もう少し、歴史的、文法的に判断した場合、間違えた言い方なのか、間違えていない言い方なのか、はっきりとした答えが欲しかったと、個人的には感じました。 本の内容的には、大変参考になる内容であり、わかりやすく書かれていますので、とても勉強になります。

Posted byブクログ

2013/10/14

難しかったり細かかったりする内容じゃなく、普通に誰でもサラサラッと読み通せる感じの本。でもふとした思い違いにハッとさせられることはあるし、何気なく使っている言葉をあらためて見つめ直す良い機会になる。

Posted byブクログ