ふくろう博士のあたらしい家 の商品レビュー
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「どこかで、あらしがうまれている」と気づいたふくろう博士。 かしこいあたまをつかって、つよい風と雨について、すこし勉強したけれど嵐には勝てない。 夜の狩りをおえて、わが家へむかったけれどオークの大木が倒れていた。 グレー・ラビットは悲しい声を聞きつけて、ふくろう博士の家まで行くが、木は倒れてドアもはずれ、本も散らばっている。 博士は昼の光がきらいだし、夜はいそがしいからとグレー・ラビットは家を探してあげようとヘアとスキレルを誘う。 案の定、ヘアもスキレルも自分の好きなことに夢中になりさっさと家に帰る。 こういうところが特徴を捉えていて面白いなと思わせる。 グレー・ラビットはふくろう博士にぴったりの美しいブナの木を見つけ、ヘアとスキレルといっしょにそうじをする。 活躍するのは、グレー・ラビットだけのように見えるけど最後はやっぱり仲間といっしょに最後の仕上げをするのが頼もしい。 ありがたい思いやりだなぁとふくろう博士がプレゼントしたものは、サクランボの種をほってつくった、小さな小さなバスケット。クルミのから半分でつくった帆船。ブナの実からそだった小さいブナの木。 どれがだれのプレゼントか?考えるのも楽しい。
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家にしていたオークの木が嵐の夜に倒れてしまったふくろう博士のため、グレーラビットたちが新しい家を探す。 グレーラビットとリスのスキレル、大うさぎのヘアの3人の性格の違いがセリフにいきいきと現れている。訳者の表現が上手なんだろうなと思う。 なんの見返りも求めずに、ふくろう博士の...
家にしていたオークの木が嵐の夜に倒れてしまったふくろう博士のため、グレーラビットたちが新しい家を探す。 グレーラビットとリスのスキレル、大うさぎのヘアの3人の性格の違いがセリフにいきいきと現れている。訳者の表現が上手なんだろうなと思う。 なんの見返りも求めずに、ふくろう博士の新しい家を探す森の仲間たちの姿に、いろいろ考えさせられたりもする。
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いかにも翻訳本な文章ですが、それが味にもなっています。可愛らしい絵が魅力ですが、絵本のわりには言葉が多いので、挿絵に近い感覚かもしれません。
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