サーカスの犬 の商品レビュー
とあるサーカスのテントの裏方で働くはみだし者の男達。彼らは、いつか自分たちのサーカスを立ち上げる事を夢見ていた。そこに1匹のやせこけた犬が迷い込んできて・・・。夢と情熱、そして1匹の犬の活躍によって、男たちはついに自分たちのサーカスを上演する。切ないラストは映画を見終わったような...
とあるサーカスのテントの裏方で働くはみだし者の男達。彼らは、いつか自分たちのサーカスを立ち上げる事を夢見ていた。そこに1匹のやせこけた犬が迷い込んできて・・・。夢と情熱、そして1匹の犬の活躍によって、男たちはついに自分たちのサーカスを上演する。切ないラストは映画を見終わったような余韻を残してくれる。
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どうなのかしらこの終わり方。「え!」こいいうのがフランス式のオチなのか。社会の底辺(というか、社会からはみ出ている)男たちが団結してサーカスを作るが、やはり人生楽には行かないもんね。ほのぼのとした物語として読んでいただけに、余計に悲しい読後感。
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動物好きなので、時々動物が登場する話を読みたくなります。 で、犬の話だと思って図書館で借りてきました。 シェパというかわいい犬が登場するのですが、むしろ、酒臭く、汗臭く、社会の底辺でサーカスの夢を見る男たちのお話でした。 グランはリーダーのマルコのもと、仲間たちとサーカスの裏方...
動物好きなので、時々動物が登場する話を読みたくなります。 で、犬の話だと思って図書館で借りてきました。 シェパというかわいい犬が登場するのですが、むしろ、酒臭く、汗臭く、社会の底辺でサーカスの夢を見る男たちのお話でした。 グランはリーダーのマルコのもと、仲間たちとサーカスの裏方、バルトラングの仕事をしていた。 社会からドロップアウトした男たち。 互いの過去も知らず、それでも日々の暮らしのためささやかな楽しみを見つけながら、汗水たらして働いていた。 そこに現れた一匹の犬、シェパ。 彼らのアイドルとなったシェパは特別な才能を持っていた。 そして――というお話。 男たちのバカ騒ぎがなんだか微笑ましいけれど、どこか鬱屈した何かをを紛らわしているような切なさも感じる。 サーカスという特別な空間を作り出していく過程にひきこまれながら、物語自体も徐々に高揚していく感じがいい。 楽しめて、そしてしみじみ。 バルトラングの男たちとともに、いい夢を見させてもらったような気持ちになりました。
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