余暇学を学ぶ人のために の商品レビュー
余暇学というものがあるというのを、最近知りました。 休みの意義について調べていて、知ったという感じです。 生涯学習とも関連する分野で、 スポーツや遊びの意義、ボランティア活動など、これまた幅広い領域ですね。 それにしても、余暇、という言葉には違和感を感じてしまいます。 余って...
余暇学というものがあるというのを、最近知りました。 休みの意義について調べていて、知ったという感じです。 生涯学習とも関連する分野で、 スポーツや遊びの意義、ボランティア活動など、これまた幅広い領域ですね。 それにしても、余暇、という言葉には違和感を感じてしまいます。 余っている暇なんてあるのか、と。 余暇という言葉が適切かどうかは、日本余暇学会でも議論されているようなので、 そう感じる人は少なからずいるのでしょうね。 余暇学、英語では、leisure Sutudiesだそうです。 レジャーとなると、どうしても、遊びや旅行のイメージが強いですが、 日本ではあまり馴染みがない学問かもしれません。 それだけ、余暇が軽視されているといってもいいかもしれませんが。 日本の余暇と遊びの歴史は、近代以前は豊かだったと指摘されています。 歌舞伎や能など、ですね。 産業革命以降、ふたたび自由時間が増加したことで、見直されてきている領域でもあります。 余暇の形態でボランティア活動が注目されてきていると指摘がありますが、 幅広い視点で、余暇の意義についての議論が発展していくとよいかな、と思います。 “余暇の形態の中で最近注目されているのはボランティアである。ボランティアは金を稼ぐ労働ではないから余暇の領域に属するが、個人の世界に閉じこもらずに何らかの社会的貢献をめざすという点では労働の彩りも持っている。余暇の自由性と労働の社会性を兼ね備えた「社会性余暇」ともいうべきボランティア活動は余暇の新しい可能性を開くものであろう。”
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