キスは突然に の商品レビュー

リズ・フィールディング(著者),久坂翠(訳者)

2009/10/04

交際をしつこく迫る男に追いかけられ、タラはとっさに街角のワインバーに入った。大急ぎで近くのベンチシートに逃げ込むや、スーツ姿で書類を読みふけっている男性客に懇願した。「お願い、私の恋人のふりをして!」すると、彼はためらうことなくタラのウエストに手を回し、きつく抱き寄せて唇を奪った。彼女は危機から救われた。食事をともにしたあとタラが礼を言って立ち去ろうとすると、その男性―大金持ちの実業家アダム・ブラックモアは、代償として彼女に、ある要求を突きつけた。

ヒーローの理屈がわけわかんない。さすが妹に三十三過ぎての初恋で云々と言われるわけだ。そんなヒーローにヒロインは良く耐えると思う。