隋唐演義(四) の商品レビュー

田中芳樹(訳者)

シリーズ第4弾。骨太…

[文庫ＯＦＦ]

シリーズ第4弾。骨太の物語が読みたい人におすすめのシリーズ。読み応えあり。

隋唐演義第四弾、女帝…

[文庫ＯＦＦ]

隋唐演義第四弾、女帝武則天の話になって、少しじっとりとした感じで、あまりすっきりしないかも。

2019/06/23

隋唐演義 4/5 田中芳樹 編訳 生頼範義 表紙 皇名月 挿絵
ジャケ買
隋唐時代の英雄、豪傑を描いた娯楽小説。

太宗の平和な社会は娯楽小説としては 見所ないが、則天武后の女傑ぶりは 煬帝以来の面白さ。太宗の地獄巡りは 面白い。

煬帝の本妻 ショウ皇が70歳近くまで生きた理由〜2巻のショウ皇の言葉「女は経(みち)を守っていればいい〜時の流れ、世の移ろいに任せて、風に従う小舟のようであればいい」

貞操感覚が少し違う〜子供がいなければ、妾だけでなく、一夫多妻もありな感じ。後継者が 前皇帝の妻妾も引き継ぐ レビレイト婚も存在している

太宗の地獄巡り
＊崔カク＝地府(冥界の役所)で生死の名簿を扱っている判官
＊地獄の入口？＝幽明地府鬼門関〜冥府の十王
＊裁きが終わったら 人界に生まれ変わる〜獣に生まれ変わり生前の罪を償う

武商
＊太宗の寵妃→高宗の皇后→ 中国史上 唯一の女帝 則天武后

2011/11/24

この巻はきついなぁ。
前半の主人公だった秦叔宝も今はなく、活劇というよりも陰謀の時代になってしまい、則天武后やら韋后やらがライバルや夫（！）まで殺しまくる。
特に則天武后が王氏と蕭氏の四肢を切断して殺しちゃうあたりは、有名な話だけど何とも凄絶。
早く開元の治にならないかと思いつつ読みました。