確率・統計で世界を読む の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
統計や確率が果たして日常生活内でどう使われているのか、の初歩的な所から記してくれているのがこの本。実務と理論の橋渡しという点で、非常に優れた本だと思う。数式があふれるわけではない(説明上、若干の式が入ることはあるが、それを展開するような真似はしない)。かといって冗長な説明が入るわけでもなく、バランスの取り方がすごく上手いように読んでいて感じた。フォントもほどほどに大きく読んでいて抵抗を感じない。ただ読んでいて、日本語が変じゃない?って思える箇所があったので、☆-1。
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ルーレットの話から始まって、バスの待ち時間や株式変動、そして地球温暖化の真偽に至るまで、様々な現象を題材に確率・統計の考え方を紹介している。表題は「確率・統計で世界を読む」だが、実際の中身はむしろ「世界を題材にして確率・統計を学ぶ」という方が適切だろう。 ちなみに原題は“W...
ルーレットの話から始まって、バスの待ち時間や株式変動、そして地球温暖化の真偽に至るまで、様々な現象を題材に確率・統計の考え方を紹介している。表題は「確率・統計で世界を読む」だが、実際の中身はむしろ「世界を題材にして確率・統計を学ぶ」という方が適切だろう。 ちなみに原題は“What Are the Chances?: Voodoo Deaths,Office Gossip, and Other Adventures in Probability”。直訳したら長すぎますが、こっちの方が面白そうな印象を受けます。邦題は堅苦しくし過ぎているでしょう。 数学の分野の中で最も実用性が高いのは確率・統計だというのが私の持論ですが、その割にあまりちゃんと勉強していなかったので、この分野に関する本を何冊か読もうと思いました。その1冊目がこれ。 ネット上の評判などを元に選びましたが、やや物足りませんでした。多分、レベルとしては今の私にちょうどいいのでしょうが、ちょうど良すぎて逆につまらないという結果。もう少し難しくて読みごたえのあるものを探そうと思います。
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