戦争請負会社 の商品レビュー
戦争はついに民間に委託される時代になった。戦争をやればやるほど儲かる人たち。命を担保に多額のカネを手にできる。法規制もグレーゾーンのままだ。イラク戦争では、民間の軍事要員は2万人を超え、60ものの企業が参加したとのこと。こんな現実がここにある。
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軍隊は国家が保持するものだけではなくなりつつあるという現実をちょっと伝えてくれる。 ビジネス書というところまでビジネス面に踏み込めてないし、軍事関連も表面だけなので内容はすこし薄め。読んでいて途中ちょっと退屈気味になる。 原題"The Rise of the Priva...
軍隊は国家が保持するものだけではなくなりつつあるという現実をちょっと伝えてくれる。 ビジネス書というところまでビジネス面に踏み込めてないし、軍事関連も表面だけなので内容はすこし薄め。読んでいて途中ちょっと退屈気味になる。 原題"The Rise of the Privatized Military Industry" (T)
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軍事の民営化の歴史と現状、問題点、課題が求められている。軍事の民営化という新しい見方から世界を眺めるのも面白い。
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戦争の民営化のお話である。冷戦の終わりにより大規模な軍隊はお払い箱となった。が、戦争が起きた場合(起こす場合も)兵隊が足らないという状況になる。実際アメリカはイラクにおいて連邦軍兵士だけでなく州兵までかり出した。また軍備削減の中で多くの兵隊が失業した。これを吸収したのが民間軍事会...
戦争の民営化のお話である。冷戦の終わりにより大規模な軍隊はお払い箱となった。が、戦争が起きた場合(起こす場合も)兵隊が足らないという状況になる。実際アメリカはイラクにおいて連邦軍兵士だけでなく州兵までかり出した。また軍備削減の中で多くの兵隊が失業した。これを吸収したのが民間軍事会社である。つまりこれは現代の傭兵である。近代国家=「国民」による軍隊。この図式が壊れ、新しくも古い軍隊が誕生した。兵隊から軍事教官までありとあらゆるものが商品として提供される。問題は軍隊が国の管理外にあることである。契約主は国であっても管理までは出来ていない。不埒な兵隊がいても雇い主の国は責任を取らない場合がある。大昔、傭兵制度で痛い目(略奪行為など)にあったヨーロッパ人は異国の地で何が起こっているかは知らない。国民は自分の国の兵隊は気にするが、民間会社というフィルターを通すと何故か無関心になるのはどこの国も同じである。これからは誰が暴力を管理するのかが問題になる。傭兵の歴が知りたければ「傭兵の二千年史」がお薦めである
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冷戦終結後、国家レベルで動くにはリスクが大きい軍事行動を、退役軍人らが組織する民間会社に委託するケースが増えてきた。 ユーゴの民族紛争・アフリカの内戦・モルジブのクーデター未遂事件などに彼らが関っている。 新たな戦争形態を知りたい方に最適。
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