定跡からビジョンへ の商品レビュー
羽生さんと今北さんというビジネスマンの対談。 やりたいことというミッション、ミッションを実現するためのビジョン、これに加えるパッション。所属はしていても帰属していないという矜持。対局中の指手の後悔はせず、その場でベストな手を考える。大切なことは同じ情熱を持ってやり続けること、それ...
羽生さんと今北さんというビジネスマンの対談。 やりたいことというミッション、ミッションを実現するためのビジョン、これに加えるパッション。所属はしていても帰属していないという矜持。対局中の指手の後悔はせず、その場でベストな手を考える。大切なことは同じ情熱を持ってやり続けること、それはGRITの話と一緒だな。知識を身につける研究と同時に感性を磨く大切さ、それは将棋だけに取り組むのでなく音楽を聴いたり異業種の人と話をする中で身につけていくことができる。 将棋とビジネスに真剣に取り組んできた2人の対話から学ぶことが多い。
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今北さんと羽生さんの対談。個人が変わることで組織を変えるというテーマを根流にして、将棋の世界、ヨーロッパのビジネスの様子を伺える本。ヨーロッパにおいて仕事に集中して、個人的な感情は交えないという習慣はうらやましい。もっとも、恥をかかせてはいけないというのは同じなんだなと思った。 ...
今北さんと羽生さんの対談。個人が変わることで組織を変えるというテーマを根流にして、将棋の世界、ヨーロッパのビジネスの様子を伺える本。ヨーロッパにおいて仕事に集中して、個人的な感情は交えないという習慣はうらやましい。もっとも、恥をかかせてはいけないというのは同じなんだなと思った。 以下注目点 ・定跡にアイデアや判断を付け加えないと吸収できない。 ・所属はしてるけど、帰属はしていない。 ・個人を豊かにし、組織が豊かになる。 ・欧州人にとって、ディベートはゲーム ・料理人が翌日の料理の仕込みに頭を使うように真剣に考えて、すごく悩みます。 ・失業者もバカンスをとる。 ・欧と米は違う。 ・絶対需要。消費する側に聞いてもわからないものを予測し、創造する。 ・先手必勝。ゆとりのある時に考えておかないといけない。 ・ミッション。経営者の夢。 ・ヨーロッパの人は、日本人を畏敬の念を持って付き合いたいと思っている。 ・戦後復興時は、契約書よりも何よりも個人としての信念や情熱を信頼関係につなげて事業機会を送出していた。 ・やりたいことのタメに脱サラしなければダメ。転職も同じ。 ・自分にとっては何が一番面白いのか、自分は何がやりたいのかを考え続けることを自分に課すべき。
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羽生の学識の深さに驚きです。将棋バカでは決してなく、経営・管理、また日本文化論に通ずるような奥深い対談集になっています。今北氏は日本のビジネスマンとしてスタートを切り、オクスフォードで教鞭をとったり、ルノーで働いたり、日本人論を語らせたら素晴らしいようです。この2人の対談の中身の濃さに驚きました。立派な経営の教科書になりそうです。羽生の座右の銘が「八面玲瓏(れいろう)」という言葉だそうで、羽生の精神的な強さを感じました。やはり集中力が凄いのでしょう。将棋の世界も詳しく語っており、楽しいです。将棋がパソコンによって進化したと言われますが、升田幸三が現代に出てきた場合には太刀打ちできないだろう!という発言には極めて納得性がありました。つまり研究尽くされてしまったため、斬新さを感じなくなってしまっているからだとか!升田ならまた斬新な手を考えてくれないかなぁとは思いますが・・・
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ヨーロッパを中心に活躍するビジネスエリートと、羽生の対談。 話がおもしろいほどかみ合っていないのが印象的。ただし、面接で「セグメンテーションが甘すぎます」と言われた直後に呼んだので、今北の「日本の企業は戦略を失っている」という話は非常に納得して読めた。 「個人としてミッション、...
ヨーロッパを中心に活躍するビジネスエリートと、羽生の対談。 話がおもしろいほどかみ合っていないのが印象的。ただし、面接で「セグメンテーションが甘すぎます」と言われた直後に呼んだので、今北の「日本の企業は戦略を失っている」という話は非常に納得して読めた。 「個人としてミッション、ビジョン、パッションを持たなければ、モチベーションを維持して、本当の意味での成果を残すことはできない」という話は、人生の指針になった。「終わりから考える」という意味で、 証券アナリストの勉強をはじめるきっかけにもなった本。
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内容外のことですが・・・ この本は幅が狭い縦長の本なので、とても持ちづらいです。読もうとしても、すぐ挫けてしまってます。
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