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樋口一葉と十三人の男たち の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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樋口一葉は多数の男性…

樋口一葉は多数の男性作家と交流を持っていました。当時の作家たちの生態がわかって面白いと思います。

文庫OFF

2020/10/27

 木谷喜美枝 監修「樋口一葉と十三人の男たち」、2004.11発行。樋口一葉、明治5年生まれ、明治29年肺結核で没(24歳)。22の作品と日記を残した。特に代表作、大つごもり、たけくらべ、にごりえ、十三夜は最後の一年に発表されている。世帯主として、母たき、妹くにを扶養しながら、明...

 木谷喜美枝 監修「樋口一葉と十三人の男たち」、2004.11発行。樋口一葉、明治5年生まれ、明治29年肺結核で没(24歳)。22の作品と日記を残した。特に代表作、大つごもり、たけくらべ、にごりえ、十三夜は最後の一年に発表されている。世帯主として、母たき、妹くにを扶養しながら、明治時代の女の生きにくさを抒情的に描いた。2004.11、五千円札の顔として登場、常に「金」に苦労した一葉が(皮肉にも)その「金」の顔になった。本書は一葉の短い生涯を十三人の男たちとの出会いを軸に辿ったもの。  師として男として愛した小説家半井桃水(なからい とうすい)、婚約者渋谷三郎、文学界の随筆家平田禿木、最初で最後の真の理解者斎藤緑雨、一葉を絶賛した森鴎外と幸田露伴など。

Posted byブクログ

2018/09/26

薄幸の才媛と思いきや、思った以上のしたたかさを持ち合わせていたとは思いもよらなかった。 また、漱石の義理の姉妹になったかもしれないとの記述を読んでびっくり。(漱石の兄との縁談が持ち上がりかけたのだそう)

Posted byブクログ