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頭一つでお金を生み出す超発想法 の商品レビュー

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2012/04/20

確か弁理士と関連のある発明協会とは仲が良くなかったと理解していますが、発明学会の中野氏によって書かれたもので、「アイディアをお金にできた実例」及び、それを可能にする心構えについて解説されています。 サランラップを発明して億万長者になった人は有名ですが、現代版サランラップに相当...

確か弁理士と関連のある発明協会とは仲が良くなかったと理解していますが、発明学会の中野氏によって書かれたもので、「アイディアをお金にできた実例」及び、それを可能にする心構えについて解説されています。 サランラップを発明して億万長者になった人は有名ですが、現代版サランラップに相当する商品(ダイエットスリッパ、乗り換え案内マップ等)で、私も実際に見たことのある実例が紹介されています。 心構えのポイントは、日頃から感じている「不満足感」をそのままの状態にせずに、少しでも便利になるようにアイディアを練って、それを実現する努力を続けることにあると思いました。発明学会はアイディアをビジネスに繋げるお手伝いもしているようで、街の発明家の味方をしているように思いました。 以下は気になったポイントです。 ・楽しいこと嬉しいことがあると、気分が高揚する、これは脳にβエンドルフィンというホルモンが脳細胞を活性化して、発想力を強くするから(p25) ・人間の体細胞は新陳代謝を行っていて、そのスピードは2年間で85%が入れ替わっている、少しの食事・運動・美容に力を入れると、体は見違えるように美しくなる。一方で脳細胞は生まれたときに140億あるが死ぬまで入れ替わらないのが特徴(p30) ・マットにエアーポンプを取り付けて表面の小穴から乾燥した空気を継続して出すことにより、床ずれ解消マットの発明を完成させた(p45) ・留守番電話の発明は日本人で、旧NTTには相手にされなかったので発明展に出品したところ、アメリカの電話会社がそれに飛びついて事業化された(p48) ・エジソンは発明をする場合、直感的に発明をしたのではなく、事前に特許文献の調査を熱心にした(p77) ・江戸時代には「新規ご法度」という「新製品の発明や考案の禁止令」が発令された、このため技術は外部に秘密をされ一子相伝となり「技術は盗むもの」ということになった(p84) ・日露戦争が始まったときにアメリカの大統領のみが日本の勝利を予想した、ロシアは官僚主義に陥っているからという理由(p95) ・健康に見える人でも一日3000個のがん細胞が発生している、それを白血球中に存在する1億以上する免疫細胞がそれを破壊するために健康でいられる(p97) ・世界の自動車会社はエアバックを当初採用しなかった、法律で義務付けらたときには特許が切れていたので、自動車会社は無料でその技術を現在使っている(p121) ・日本は「ひらがな」という発明があるので、幼児でも読める本は多い、明治維新から100年程度で近代化した一つの理由として、言葉(ひらがな)が存在することによる(p130) ・インドは日本より早くから西洋の科学知識を導入したが、その教育は翻訳の難しさから英語で行われている。日本は漢字に音訓による読み違いがあるなど、海外に日本の文化や技術は伝わりにくかった(p131) ・狂言師の和泉元や氏が「20世宗家」を勝手に名乗って「能楽協会」を除名された、ただし「和泉流20世宗家和泉元や」と商標登録されていて、法的根拠はある、平成4年からサービスに対しても商標登録ができることを利用した例(p177)

Posted byブクログ