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白愁のとき の商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2017/05/09

だいぶ前の追悼欄で著者を知り、読んでみた。脳の病気についての話なのに、20歳以上も年下の美人と不倫とかなんでそんな陳腐な。。。妻の傷ついた気持ちも全然掘り下げないし。もっとこの人だけが心ふれあえる人との深いドラマ読みたかった。男に都合よすぎ。とても女性が書いた小説とは思えない。も...

だいぶ前の追悼欄で著者を知り、読んでみた。脳の病気についての話なのに、20歳以上も年下の美人と不倫とかなんでそんな陳腐な。。。妻の傷ついた気持ちも全然掘り下げないし。もっとこの人だけが心ふれあえる人との深いドラマ読みたかった。男に都合よすぎ。とても女性が書いた小説とは思えない。もしかして著者自身、こんなものよと考えたくなるような私生活でしたか?

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2014/09/16

小説は基本苦手なのですが、これは記憶や感情の障害が徐々に表れてくる様子やそれについての検査などが正確に書かれてあると聞いたので。もし自分がアルツハイマーだと知ったら?忘れている時の記憶もないとしたら?

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2013/11/09

介護関係の仕事をしています。 若年性アルツハイマー病についての小説だったため、、 興味を持って読みました。 前半から中盤までの、話の展開は惹きつけられるものが あり、一気に読み進みました。 後半部分は、尻すぼみで個人的には、もう少し深く 書いてほしかったように思います。

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2013/08/15

アルツハイマーの予兆なのか?不安を覚える52歳の庭園設計士の心情がこの年になって、痛いほどよく分かります。度忘れ、記憶の喪失・・・もしかするとその昔誇らしく憧れた叔母と同じ病気なのか、という不安は誰しも感じることです。そして白秋期の愁いの中で、ある朱夏期の女性との出会いが一服の清...

アルツハイマーの予兆なのか?不安を覚える52歳の庭園設計士の心情がこの年になって、痛いほどよく分かります。度忘れ、記憶の喪失・・・もしかするとその昔誇らしく憧れた叔母と同じ病気なのか、という不安は誰しも感じることです。そして白秋期の愁いの中で、ある朱夏期の女性との出会いが一服の清涼剤のように感じますが、女性作家としてそんなことで良いの?と思ってしまいます。

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2013/02/18

アルツハイマーという言葉がまだ世間に認知されていない頃、病識のない精神余命に限りのある病に冒された人を主人公に物語を紡ぐということに敬服。「白い愁い」とのネーミングも素晴らしい。 「恍惚の人」「明日の記憶」「白愁のとき」は認知症文学の代表的作品。

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2012/06/18

50歳をすぎたばかりで、アルツハイマーを宣告された主人公の男性。 「精神的余命はあと1年」 似た内容の本を以前読んで、その時も思ったけど 自分が日々壊れていくさまって、すごく怖いんだろうな しかもアルツは、真っ先に自分の病識を失うって・・・ アルツは、原因不明の脳の病気だから...

50歳をすぎたばかりで、アルツハイマーを宣告された主人公の男性。 「精神的余命はあと1年」 似た内容の本を以前読んで、その時も思ったけど 自分が日々壊れていくさまって、すごく怖いんだろうな しかもアルツは、真っ先に自分の病識を失うって・・・ アルツは、原因不明の脳の病気だから 誰にでも起きうることだけに、余計身に染みて怖いよね

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2012/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

働き盛りの主人公がアルツハイマー病の宣告を受け、残された時間をどう生きていくか。 主人公の年齢にそう遠くない自分。心が重くなった。読む人の境遇や年齢によって、感じ方が大きく変わる内容。年齢毎に読み返すと良い本だと思う。10年後にまた読みたい。

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2011/09/26

 造園設計家として精力的に活動していた恵門潤一郎は、大きな仕事を前に、最近の自分の体調がどことなくおかしいことが気になっていた。幸いなことに友達の八木智之が精神科の教授だったため、恵門は彼を訪ねた時に、相談してみることにした。  「ちちんぷいぷい」の本屋さんのコーナーで、「明日...

 造園設計家として精力的に活動していた恵門潤一郎は、大きな仕事を前に、最近の自分の体調がどことなくおかしいことが気になっていた。幸いなことに友達の八木智之が精神科の教授だったため、恵門は彼を訪ねた時に、相談してみることにした。  「ちちんぷいぷい」の本屋さんのコーナーで、「明日の記憶」と共に若年性アルツハイマーを題材にした作品ということで紹介されていたので、2冊揃って購入。「明日の記憶」はまた後日読むことにして。この恵門の場合は、ある程度自分のおかれた状況を理解し、どういう病気かもある程度調べた上で、覚悟の上で告知を医師に迫る。もちろん、それまでには相当な葛藤があったと思われるのだが、この作品の中ではあまり取り乱すようなシーンがない。それだけでなく、自分に残された時間を調べあげ、その間にしたいこと、できることを冷静に書き出し、実行していく。その姿があまりに淡々としているように感じてしまい、だからだろうか、あまり共感できないというか、本当に人間はこんな状況におかれた時に、こんな風に行動できるのだろうか?という疑問の方を大きく感じてしまう。あと、いくら残された時間だとはいっても、不倫にはしってしまうところも好きじゃない。”若年性”とはいえ、50は過ぎている。こんなものなのかなぁ。

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2009/10/04

高校生の時、恋愛小説が読みたくて学校の図書館でコレを見つけて、 早速読み始めると・・・造園設計家の中年男性が若年性アルツハイマー病と戦うストーリー。 恋愛小説じゃないのか、と拍子抜けしながら読んでいくと衝撃的なストーリーで夢中になった。 お尻が鮮やかなコバルトブルーだった当時の...

高校生の時、恋愛小説が読みたくて学校の図書館でコレを見つけて、 早速読み始めると・・・造園設計家の中年男性が若年性アルツハイマー病と戦うストーリー。 恋愛小説じゃないのか、と拍子抜けしながら読んでいくと衝撃的なストーリーで夢中になった。 お尻が鮮やかなコバルトブルーだった当時の自分にとって、 アルツハイマー病の無限の恐怖に直面する主人公の悲痛さに心が折れそうになったのを今でも覚えている。

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2009/10/04

恵門は52歳の造園設計家、プレゼンの途中で言いなれた言葉がでてこない、記憶が曖昧になるなどの自覚症状をかかえて、友人の医者を訪ねる。彼の叔母は若くしてアルツハイマー病を発症して廃人となって死亡している。病状を認識できる期間が最短で1年と医者から無理やり聞きだす。日に日に物忘れが多...

恵門は52歳の造園設計家、プレゼンの途中で言いなれた言葉がでてこない、記憶が曖昧になるなどの自覚症状をかかえて、友人の医者を訪ねる。彼の叔母は若くしてアルツハイマー病を発症して廃人となって死亡している。病状を認識できる期間が最短で1年と医者から無理やり聞きだす。日に日に物忘れが多くなり、怒りっぽくなる。 誰にでも訪れる老い、それに伴う認知障害、その時にどう対処するか? 「野生時代」平成3年12月〜平成4年7月まで連載。

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