1,800円以上の注文で送料無料

桃源郷(下) の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/07

ストーリーは平坦、、登場人物は画一的で魅力なし。それなのに非常に興味深い内容でした。 舞台は金、宋、遼が3強の時代。遼が滅んで西に逃れ西遼、宋も追われて南宋となります。主人公は遼の西征準備として中近東に向かうのですが、本当は宗教問題が深く絡んでいました。作者によると、この頃の資料...

ストーリーは平坦、、登場人物は画一的で魅力なし。それなのに非常に興味深い内容でした。 舞台は金、宋、遼が3強の時代。遼が滅んで西に逃れ西遼、宋も追われて南宋となります。主人公は遼の西征準備として中近東に向かうのですが、本当は宗教問題が深く絡んでいました。作者によると、この頃の資料はあまり残っていないそうです。だから想像を盛り込めるという事ですが、成功したとは思えません。範囲が広すぎて複雑、しかも宗教と民族が重い。ただ中国、イスラム、ヨーロッパと歴史で区分していたのが、実は一つの大陸だっったと認識を改めさせられました。本当に、孤立してたのは日本だけだったのかも。 何故元はあれほど広範囲の帝国となったのか、イスラム教とはどういうものか、今のイラク、イラン、アルカイダ、それにエルサレムの原点は。十字軍と日本軍の共通点などヒントをつかめます。ただ、小説としてあまり面白くはありません(爆)

Posted byブクログ