夜のピクニック の商品レビュー
参加したいな
夜を徹して80キロを歩き通す「歩行祭」。高校生活最後のイベントにのぞむ、貴子と融を中心とした登場人物たちの一夜。読者それぞれに、自分たちの「あの頃」を思い出させるパワーを秘めた作品です。お薦め!
abtm
まさに青春真っ只中の高校生 の物語。 苦しい歩行祭の中で心の葛藤や、揺れ動く気持ち、友情等が丁寧に書かれていて読みごたえがありました。
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昔、 何となく歩いてみようと思い立ち 30km歩いたのを思い出した。 6時間かからんくらいかな。 運動をしてない身にはハードな歩行で 後のダメージが大きかった… 行事じゃないしただ勝手に歩いてただけ。 いつでも気軽に電車乗っちゃえばいいや!! と思ってるのにこれがなかなか… ...
昔、 何となく歩いてみようと思い立ち 30km歩いたのを思い出した。 6時間かからんくらいかな。 運動をしてない身にはハードな歩行で 後のダメージが大きかった… 行事じゃないしただ勝手に歩いてただけ。 いつでも気軽に電車乗っちゃえばいいや!! と思ってるのにこれがなかなか… 途中で「止めれない」と言うより、 「止めたくない」が表現としては正解。 共感できる所や ?なところも有りますが 総じて良い書だと思います。
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夜通し80キロも歩いたり走ったりする歩行祭という一大イベントと異母兄妹というドラマチックな設定が流石です。
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青春テーマの本探しにて。 恩田陸の小説人物はかっこいい。背筋が伸びている感じ。高校生は読むといい刺激になるだろう。
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物語としては1日半なのに、心の動きが大きくて濃密な印象を受けた。素直になることの大切さを感じた。 忍じゃないけど、「タイミングを逃した」と思った。高校生の時に読みたかった!
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青春! 144pの忍の言葉が好き 雑音だってお前を作ってる このノイズが聞こえるのって今だけだから あとからテープを巻き戻して聞こうと思った時にはもう聞こえない。 本当にその通りだと思う。 子供の時は早く大人になりたいと思って 青春してぐちゃぐちゃになってる友人を心の中で見下して、自分は上手く、綺麗に生きようとする でも、そのぐちゃぐちゃが大切。 子供で居られる期間は一瞬だけど 大人は果てしなく長い だから、自分の子供には沢山青春して ぐちゃぐちゃになって、その時にしか経験できない事を沢山して欲しいな
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面白かった。 まさに青春の1ページって感じだった。みんな友達が大切で、大好きで、っていう感情がホントに心地よかった。 ギクシャクを通り越した主人公二人の関係が徐々に溶ける氷みたいに通い始めて、半分も溶けてないのに、急にドバッと強制的に溶かされた時はハラハラして感情移入しまくりまし...
面白かった。 まさに青春の1ページって感じだった。みんな友達が大切で、大好きで、っていう感情がホントに心地よかった。 ギクシャクを通り越した主人公二人の関係が徐々に溶ける氷みたいに通い始めて、半分も溶けてないのに、急にドバッと強制的に溶かされた時はハラハラして感情移入しまくりました。 なんか可哀想…って思ってたのが、最後は「良かったね」とほんわり温かい感情に包まれて、とてもいい気持ちで読み終えることができました。 本筋とは関係ないけど、睡眠というのは猫のようなものだ、ってのがなんか印象に残っちゃってます。
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2024.08.06〜2024.08.07 うまくいってよかったな、とすっきりとした読後感。 自分も似たようなイベントに参加したことがあり(おそらく著者も同じイベントから着想得たのではと勝手に親近感)、何となくその時の記憶を思い出しながら読んでいた。 初めはお互いにもう話すことはないと思っていた融と貴子が、杏奈の弟順弥の一言で一気に状況が変わる。その二人が、最後自然と会話をできていることにホッとした。 歩行祭のゴールに向かって気持ちが前を向き始める状況と、二人の蟠りが解け、世界が広がっていく状況がマッチしていて後半は読んでいて心地よかった。 もしこの本を、自分が高校生のとき読んでいたら、大学生の頃読んでいたら、また別の感想を持っていたかもしれない。 少し話は変わるが、今の育休中の子育ても、数年後振り返ったらあっという間で細かいことは記憶になく、楽しかったことだけが思い出になっているかもしれない。娘のちょっとした変化や成長もしっかり記録したいなと思った。 初めは少し苦手かなと思ったが、もっと他の作品も読んでみたい。
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北高で年に一度開催される歩行祭。みんなで朝の8時から翌朝8時頃まで80キロ歩くというこの行事のスタートからゴールまでという物語。ひたすら歩く中での、心の声と友人同士の会話。そこに高校生の心情がとても丁寧に描かれている。 高校時代は人生の中でほんの一瞬だけど二度とない大切な一瞬。こ...
北高で年に一度開催される歩行祭。みんなで朝の8時から翌朝8時頃まで80キロ歩くというこの行事のスタートからゴールまでという物語。ひたすら歩く中での、心の声と友人同士の会話。そこに高校生の心情がとても丁寧に描かれている。 高校時代は人生の中でほんの一瞬だけど二度とない大切な一瞬。この物語を読んでいたら、もっと青春を大切に過ごせたかもしれないと思ってしまった。まぁ、高校時代は出版されるずっと前だけど。そういえば、“この本をなぜ早く読まなかったんだ…”みたいなフレーズが本書の中にもあったな。 でも、高校時代に読んだとして、ぼんやり流されるように過ごしていた私が気付けたかな?気づいてほしいなぁ。
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