立原啓裕の「自律神経安定法」 の商品レビュー

立原啓裕(著者),宇佐見敏夫

2024/01/03

本書は単なるタレント本を越え、シュルツによる自律訓練法の入門書としても素晴らしいデキである。

著者は2ヶ月間、毎日8時間、自律訓練法のトレーニングに明け暮れたという。

そんじょそこらの専門家よりも、実践を通じて自律訓練法を知り尽くしているのである。さらには、「立原流自律神経安定法」なる流派？まで立ち上げるに至った。

現在は医療スポークスマンとして、講演活動なども行っているようだ。当時は死ぬほどの苦しみを体験したのだろうが、著者が心身症にかかったのも、おそらく天の意志（贈り物）、あるいは潜在意識からのメッセージであったのだろう。

付属CDもよくできている。吹き込まれた、感情のこもったインストラクションは、タレントである著者ならでは。他に類を見ないものであり、これは一聴の価値がある。

2012/01/16

自律神経は心と身体両面に大きな影響を与えますが、それを自分で安定させることができるのだろうか…
疑問に思い、手にとってみました。

平易に書かれており、すぐに読み終わる内容です。
著者の体験を綴ったもので、実際に過労からきた自律神経失調症を克服した記録です。

そもそも、自律神経安定法（訓練法）とは、どのようなものかと言うと、

「自律訓練法は、かなり有効な心と身体の（つまりは自律神経バランスを整える）調整法です。」(p112)

やり方も複雑ではありません。
”手足が重くなる・暖かくなる”…などと念じて、実際にそのような体感を得るもので、安眠法などでご存知の方も多いと思います。

自律神経失調症はもちろんのこと、動悸、息切れ、めまい、頭痛、肩こり、不眠などに効果があります。

他に、あがり症やストレスで疲れやすいなどにも役立ちます。
極度の緊張状態を緩和する…などでも使えそうです。

私は今のところ特に気になる症状はないのですが、知っていて損のない健康法だと思いました。
自律神経を安定させるのは、あらゆる病気を防ぐという点でも重要だと思います。

付属のCDがとても評判がいいですが、本文にも自律訓練法を行う上での注意点や禁忌が書かれていますので、予め目を通したほうがいいでしょう。

2010/10/25

本の内容自体はあまり良さは感じられない。作者自身の闘病を綴ったようなものだった。
価値がありとえるのが付属のCD。
レッスンを積むことが大事。自分の神経を自身でコントロールできるんだと気づくことができた。催眠入門編として適している。

さらに難を言えば、少し声質が粘着質でくどい。

2010/05/30

本の内容はあまりに軽く、もう少し内容の濃いものであって欲しかった。
CDは非常に使いやすく、自律神経安定法を試みる人たちには、試しても良い誘導CD。入門編ということだが、中級用もあるのかしら？