アフガニスタンに住む彼女からあなたへ の商品レビュー
アフガニスタンの過酷な環境を知るものと思って読み始めると、著者のコミカルな語り口に一瞬肩透かしを食らうが、やはり戦地で働くお医者さん。シビアな面がどんどん描かれていく。 国際協力というと、漠然と”いいこと”くらいにしかわかっていなかったが、かなり具体的な目標を設定し、それを細かく...
アフガニスタンの過酷な環境を知るものと思って読み始めると、著者のコミカルな語り口に一瞬肩透かしを食らうが、やはり戦地で働くお医者さん。シビアな面がどんどん描かれていく。 国際協力というと、漠然と”いいこと”くらいにしかわかっていなかったが、かなり具体的な目標を設定し、それを細かく期限を決めて一つ一つ達成していく、という地道な行いらしい。こんなことを無償で、危険な異国の地でやっている人がいるというのは本当に頭が下がる。 毎日、「南西に○○㎞のところで戦闘」などという連絡が入る中で、支援団体への報告レポートを英語で打ち、健康意識改善のための講演会を現地人に対して行いつつ、通常の診断業務も...優秀だからだけではできない所業だ。 20年近く前の本なので、環境問題などに対する知識などはその時代のものだな、という印象はあるが、同時多発テロ直後?のアフガニスタンの空気感を知ることができる貴重なものだと思う。 イラクに攻め込むことへの国際的な言い訳として、見かけだけのボランティアを行うブッシュ率いるアメリカ軍の 一つだけ、異議を唱えたいのは、避妊を教える時に女性に特に教える、というところだ。望まぬ妊娠をする女性が世界中に山ほどいて、それは男性によって起こるということを忘れないでほしい。 印税等は全て非営利扱いになっているとのことです。
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・国際協力の世界で有名(らしい)山本さんの本を片っ端から借りてみた ・アフガニスタンでの国際協力を、臨場感たっぷりに綴ってある本。砕けた文体で馴染みやすかった。「持続可能」っていうのがキーワードなんだろうなぁ
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とても勉強になった。 国際協力という堅めのお話から、人間の機微に関わる柔らかめのお話、アフガンの過酷な現実、興味深い習慣など、絶妙なバランスで織り交ぜた盛りだくさんの内容。ご自分で撮られたプロ級の写真、おもしろおかしく興味を引く文章力。筆者の山本さんのお人柄も素敵なんだろうなあと...
とても勉強になった。 国際協力という堅めのお話から、人間の機微に関わる柔らかめのお話、アフガンの過酷な現実、興味深い習慣など、絶妙なバランスで織り交ぜた盛りだくさんの内容。ご自分で撮られたプロ級の写真、おもしろおかしく興味を引く文章力。筆者の山本さんのお人柄も素敵なんだろうなあと思いながら、読みました。
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国際支援、特に医療関係者の人には面白い内容だと思う。 支援のあり方とはどのようにあるべきか。 持続可能であることが一番大切。 国際支援というと、医者や看護師になりたがる人が多いが、実はそれよりも公衆衛生学の方が大切である。しかし、公衆衛生を講義できるのはある程度落ち着いた国で...
国際支援、特に医療関係者の人には面白い内容だと思う。 支援のあり方とはどのようにあるべきか。 持続可能であることが一番大切。 国際支援というと、医者や看護師になりたがる人が多いが、実はそれよりも公衆衛生学の方が大切である。しかし、公衆衛生を講義できるのはある程度落ち着いた国であるという皮肉。 国際支援は医療関係だけでなく、人類学や宗教学で新たな停戦の視点を与えることによっても可能。
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やっと手にすることができた本(タイミングがあって) 国際協力をするにあたって、忘れてはいけない視点がたくさん詰まってた。自分も忘れないよにカンボジアいこう。
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豊富な知識や経験ベースにありながら、一般の人にもとてもわかりやすく、「ぷふっ」と笑えちゃうエピソードなんかも交えて、国際協力の現場と理論をかいてくれている。 すばらしい本です!!
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著者が面白く、分かりやすく書いている。けど、本当にすごく真面目な方で多くの葛藤を抱えているのだと思う。
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山本敏晴の本。先生尊敬します。 アフガニスタンの文化や政治が原因で起こる医療の悲惨な現状が整理して書かれている。とっても読みやすいし、私たちの日常からは考えられない現実を教えてくれる。
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結局、著者はこの著書で何を伝えたかったのか? 一体、誰をターゲットに、何をメインで伝えたくて書いた著書なんだろうか。。。 国際協力って美しい面だけではない。情熱や理想だけではできない。 と語る一方で、やっぱり理想を語っているのではないか?この著書で。 著者とアフガニスタン人同...
結局、著者はこの著書で何を伝えたかったのか? 一体、誰をターゲットに、何をメインで伝えたくて書いた著書なんだろうか。。。 国際協力って美しい面だけではない。情熱や理想だけではできない。 と語る一方で、やっぱり理想を語っているのではないか?この著書で。 著者とアフガニスタン人同僚との会話文で、著者の発話はすべて標準語なのに アフガニスタン人の発話はすべて「訛り」を用いたのはなぜなんだ? それってさ、結局相手を対等とみなしてないからでは? よくニュースやドキュメンタリー番組で、海外の人や地方の人のインタビューを 翻訳する際にわざと妙な「訛り」を付けるのと同じような感覚で不快。 エスノセントリズム的なにおいがする。 UN機関のプロポーザルの作成法という具体的かつ専門的な話が出てきた割に、 ウズベキスタンを「中東」と記述しているなど事実誤認がいくつか登場する。 イランに何度も通っていて、アフガニスタンやアフガン難民に関する知識に 自負があるのかもしれないが、何ヶ所か「ん!?」という記述があった。 せめて事実確認してから出版しないと、「一人でも多くの人に知って欲しい」 という著書の願いや志も正しく伝わらないと思う。 【図書館】
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高校生のときに読んで、 改めて大学にはいって看護師とかになりたいって 目的意識を持って読むと違う視点で見ることができた。 まだまだ未熟だけど 自分のしたい道に突き進んで生きたい。 「ほんとうに意味のある国際協力」を目指して
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