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はじめて考えるときのように の商品レビュー

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134件のお客様レビュー

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世界の迷宮に迷い込ん…

世界の迷宮に迷い込んだ思考を救い出すには、子供の頃の根源的な問いを取り戻すしかない―哲学へのガイドブック。

文庫OFF

2024/09/19

「考えておいてね」とか、「考えておきますね」とかよく言いますが、考えるってなんだろう?考えるためのコツみたいなのってないのかな?と考えていました。そんなときに知り合いから紹介された本です。 考えてる状態とは、問題がわかるために考える、考え方、論理的に考える、可能性を試す、常識で...

「考えておいてね」とか、「考えておきますね」とかよく言いますが、考えるってなんだろう?考えるためのコツみたいなのってないのかな?と考えていました。そんなときに知り合いから紹介された本です。 考えてる状態とは、問題がわかるために考える、考え方、論理的に考える、可能性を試す、常識で足場を作る、頭の外で考える といった内容で、問題がわかるためにはどのように考えればよいか、考えるコツが書いてあります。 哲学の本ですが、全く専門用語などは出て来ず簡単な言葉で書いてあり、読みやすいです。多分2日あれば読めます。 考えるための種を蒔きたい人、子ども(中学生くらい)に考えさせたい人におすすめです。 特に響いた所はここです。 「考えるために、ぼくらがもっている唯一の翼が、言葉だ。いろんなことばをもっている人はいろんな可能性を試せる。新しいことばを手に入れたなら、それで新しい可能性が開ける。ことばを鍛えなくちゃ。」

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2024/09/03

考えるための素地を教えてくれる本 論理とはなにか、論理的に正しいこと=そのもの自体が正しいこと、ではない 前提が正しいかどうかに依存している そのことを理解している人って意外に少ないのでは

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2024/08/07
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社会人になると「論理的に考えろ」・「頭を使え」とよく言われるが、そもそもとして「考える」とは何かを優しく諭してくれる、そのような本です。 本書の中で語られる「考える」とは、頭の片隅に問題を留めておくということ。 経験から得た常識や枠組みに対して、非常識や枠外の出来事に違和感や課題を感じ、それを頭に残しておく。そうすることにより、ふとしたタイミングで、違和感への理解や課題解決方法がパッと閃くことがある。 個人的には、それこそ「アハ体験」なのではと思う。本書では「ヘウレーカ」と呼ばれている。 日々の中で感じ取った異変(自分が理解できないこと)を頭の片隅に留めながら、生活を送って行きたいと思わせてくれる良書でした。

Posted byブクログ

2024/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

問いを頭の片隅においてその眼差しで見ることが「考える」こと。 「考える」や「わかる」がどういうことなのか、とはずいぶん難しい問いに思えるけれど、この本はそれを優しくあたたかく教えてくれます。 いろいろなことを抱えていると頭がパンクしそうになったり投げ出したくなったりもするけれど、この本を読むと、考え続けている自分を肯定してあげられるようになると思います。

Posted byブクログ

2024/05/26

つめこんで、ゆさぶって、空っぽにする 何かを考えようとする時に、実は考えておくといいことが分かりやすく書いてある。哲学や論理学というと避けたくなるけど、その優しい手ほどき。

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2024/05/14

考えるとは。日常からちょっと離れて頭をリフレッシュしたい時に読むと、ゆったりした時間が流れていいかもしれない

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2024/04/14

考えるために僕らが持っている唯一の翼がことばだ。ひとまとまりの状況を様々なパーツに切り分けて、そのパーツを関係づける。そして新たな関係性を模索する。それを僕らは言葉で作業する。だから、色々な言葉を持ってる人は色んな可能性を試せる。新しい言葉を手に入れたなら、それで新しい可能性が開...

考えるために僕らが持っている唯一の翼がことばだ。ひとまとまりの状況を様々なパーツに切り分けて、そのパーツを関係づける。そして新たな関係性を模索する。それを僕らは言葉で作業する。だから、色々な言葉を持ってる人は色んな可能性を試せる。新しい言葉を手に入れたなら、それで新しい可能性が開ける。

Posted byブクログ

2024/01/19

これはきっと、通読することに大きな価値はないと思った。読むという一時の体験で終わる話ではないからだ。そうじゃなくて、持っておいて、時折開いて、見て、長く付き合っていくと、この本がボロボロになるのと比例して価値も大きくなっていくのだと思う。 問題を抱えて、揺さぶって、空っぽにする。...

これはきっと、通読することに大きな価値はないと思った。読むという一時の体験で終わる話ではないからだ。そうじゃなくて、持っておいて、時折開いて、見て、長く付き合っていくと、この本がボロボロになるのと比例して価値も大きくなっていくのだと思う。 問題を抱えて、揺さぶって、空っぽにする。そしてまた問題を抱えて…繰り返して途切れない。つまり、考えるということを通して、生きるということを問うみたいな、そんな身近にある壮大な話だ。 そして、沢山詰め込まれている絵には意味は無いけど大きな意味があるんだ。 言っている意味分からないけど、また、引き続きこの本と付き合っていきたい。 また、これは学生がまさに考えることに向かう時に読んでもいいが、たくさん考えてきた大人が読むことにも価値があるだろう。まさにはじめて考えるときの「ように」ね。 なんか、そんな意図はあるのかしらないけど、なんだか励まされるような、そんな不思議な力がこの本にはあるなって思う。

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2024/01/17

「考える」って何をしてるんだろう その問いこそが考えるということそのもののように感じるけど、考えるって実際に何をしてるのかわからない。 考えている時と考えていない時の違いや、そもそも考えるってどういうことなんだろう、という漠然とした問いをわかりやすく説かれている本だなと思った...

「考える」って何をしてるんだろう その問いこそが考えるということそのもののように感じるけど、考えるって実際に何をしてるのかわからない。 考えている時と考えていない時の違いや、そもそも考えるってどういうことなんだろう、という漠然とした問いをわかりやすく説かれている本だなと思った。 軽い気持ちで、簡単に哲学の考え方にも触れられる本かも

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