日本人が忘れてはいけない美しい日本の言葉 の商品レビュー

倉島長正(著者)

日本人なら使えて当た…

[文庫ＯＦＦ]

日本人なら使えて当たり前と思いきや、現在の日本人には分からないだろう言葉も多くなった。

2022/11/02

語学には疎いため外国語と比べてどうこうとは言えませんが、日本語は美しく、優しい響きがあるので子供の頃から好きです。
少し古めかしいくらいの言葉には日本人らしい感受性の強さや粋な感覚が込められているようで特に好きです。

仕事の参考にもなると思い、手にとって見ました。

この本に収められている言葉の中にはタイトルに反して「品格がない」と著者自らも説明してしまうもののありますが、人をなじる言葉にすら茶目っ気があるように感じられます。

気に入ったものを列挙すると、
「お口汚し」なんて、さらりと口に出せたら素敵だし、
「つつがなく」とお手紙に書いてみたいなーと。
「ひそみにならう」は自分への戒めとなりました。
ダジャレが嫌いじゃないので「嘘を築地のご門跡」とか、使っちゃいそうです。

今、私達が何気なく使っている言葉に込められている
ユニークな意味を知ることができる上、日本語の美しさや面白さを知識として得ることができます。
世代を問わずに、共有して話題にしてみてもいい作品です。

2010/07/05

［　内容　］

［　目次　］
第１章　なんて美しい言葉だろう！
第２章　それってどんな人だっけ？
第３章　それって何のことだっけ？
第４章　それってどんな様子だっけ？
第５章　うまいこと言うねぇ！
第６章　忘れてたけど言っていた！
付章　物の数え方

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］

2011/07/17

やっぱり、知っていはいても場面に即して使えないという言葉が少なくなかった。でも、たぶん、使えるようになっても通じる相手が少なそう…。

2009/10/04

こういうのは今流行ですけれど、この本は語源を中心に紹介しているところが他と違うところだと思う。語源の説明があるからこそ「へぇ！」がけっこう多くて面白く読めた。