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ファーストエンペラーの遺産 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2018/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この巻では、中国の最初の皇帝「始皇帝」でもある。「秦」王朝とその次の「漢」王朝とその間の短命の「新」王朝の解説です。

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2013/11/19

秦、そして漢の滅亡まで 基本的なところはもちろん付随する事柄にも詳しく言及し、また読み物としても面白く読めました

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2011/04/05

始皇帝誕生から後漢の終了まで、最新の研究成果を取り入れながらわかりやすく解説。 図版や参考文献なども収録されていても充実した概説書。 最新の出土物からも歴史を考察していて非常に読み応えがあります。

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2009/10/07

考古史料がふんだんに引かれていて、たいへん面白い歴史書でした。里耶秦簡、銀雀台漢簡、居延漢簡など、全部みようとすると大変な作業になり、費用もかさむものをこれだけ挙げてくれると、ほんとうに助かります。後漢の仏教遺跡とか、筑の写真とか、紙の発明とか、司馬遷の収入の考察とか、細かい点も...

考古史料がふんだんに引かれていて、たいへん面白い歴史書でした。里耶秦簡、銀雀台漢簡、居延漢簡など、全部みようとすると大変な作業になり、費用もかさむものをこれだけ挙げてくれると、ほんとうに助かります。後漢の仏教遺跡とか、筑の写真とか、紙の発明とか、司馬遷の収入の考察とか、細かい点も興味がつきません。西嶋定生『秦漢帝国』も面白かったけど、考古史料の活用という点では、こちらの本がすぐれていると思います。前漢の経済官僚、桑弘羊のことは、『秦漢帝国』のほうがくわしいと思うけど。

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2009/10/04

何はともあれ筑の復元写真ですよ・・・!刺秦故事も結構詳しく検証してくださっていて個人的に嬉しい一冊(笑)始皇帝について詳しく知りたい方に。

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2009/10/04

 本書が含まれる「中国の歴史」シリーズの執筆陣があまりに豪華なので、ともかく手にとってみたところ想像以上におもしろかった。  本書は最新の考古学的成果から秦から両漢の社会の実相をあきらかにしています。社会の実態をあかすということは、いわゆる上部構造に類される文化やら伝統といわ...

 本書が含まれる「中国の歴史」シリーズの執筆陣があまりに豪華なので、ともかく手にとってみたところ想像以上におもしろかった。  本書は最新の考古学的成果から秦から両漢の社会の実相をあきらかにしています。社会の実態をあかすということは、いわゆる上部構造に類される文化やら伝統といわれる事柄の成り立ちや実態をもあかすということになりますが、その点については一般向けという性格からなのか、あるいは紙幅の関係からなのか、若干弱い気がします。  本書を含む「中国の歴史」シリーズの執筆陣は、中国の歴史研究において今もっとも脂がのった研究者ばかりです。学術書や学術誌を細々追っていくよりも、こうした第一級の研究者による概説書によって現在の研究動向を確認しつつ、必要があれば挙げられている参考文献にあたっていくのが効率的な勉強なのではないでしょうか。  現在の学術書や論文は、自身の研究成果を発表したいという研究者としての素朴な熱意よりも、業績を上げるために事務的にあげられるもののほうが多いくらいなので、本シリーズのようなものの方が学術関係のものより却って価値あるものだとおもいます。  中国に関する仕事に携わっている者、興味がある者、中国関連を学んでいる者、こうした方々には必読のもの。分野問わず、本書や本シリーズの内容をおさえておくべきだと確信します。

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