巨龍の胎動 の商品レビュー
新中国を牽引した二人を中心にして、中国の現代史がドラマチックに描かれる。 著者の中国への愛が滲み出ている(笑)。 とにかく、新たな切り口で中国の歴史にアプローチするこのシリーズは面白そうだ。
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文化大革命のことを時代の流れとともに知りたいと思いこの本を選んだ。 中華人民共和国の1949年の建国前の時代から2003年くらいまで、建国以来の最高指導者である毛沢東、華国鋒、鄧小平、江沢民、胡錦濤について描かれている。 文化大革命については毛沢東の生い立ちから解説されており、多くの犠牲者が出るなか、後進が修正する様子が詳細に記載されている。 特に最高指導者としての毛沢東や鄧小平の教養の深さも知ることができ大変興味深く読むことができた。
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この11巻では、お隣さんの「中国」が当時の大人げなかった「日本」との戦争が終わってからの話で、中国の国民党と共産党の「中国国内の紛争」の話です。 その中でも有名人ともいわれる「毛沢東」氏と「鄧小平」氏の関係からその後が解説されています。
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2004年出版の本なので、胡錦濤政権の触り、陳水扁政権の2期目の触りまでしか触れられていないが、鄧小平の改革開放が江沢民政権の朱鎔基改革にどのように受け継がれていったかがわかり面白かった。最後の未来予測の部分は、2014担った今、政治体制も中台関係もほぼ変化がない。ただ、予想以上...
2004年出版の本なので、胡錦濤政権の触り、陳水扁政権の2期目の触りまでしか触れられていないが、鄧小平の改革開放が江沢民政権の朱鎔基改革にどのように受け継がれていったかがわかり面白かった。最後の未来予測の部分は、2014担った今、政治体制も中台関係もほぼ変化がない。ただ、予想以上の経済発展と深刻な環境問題は予見されきれていなかった。おのおのの歴史の箇所は内容が薄いが、全体の通史を概観するには役に立つ良書だ。
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大戦後中国の権力闘争については、非常に優れた本がいくつも出ているので、詳細の説明の甘いこの本で得る部分は特にありませんでした 初めての一冊、として学び始める以外の方には特にお勧めできません
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温家宝首相が我が国の国会で演説しているまさにその時、中国国有石油会社が東シナガス田で天然ガスの生産を開始したと発表。 厚かましいというか、したたかというか。。。 本書は中華人民共和国設立から現在までを、毛沢東の「大躍進政策」「文化大革命」、?小平の「経済、改革・開放政策」...
温家宝首相が我が国の国会で演説しているまさにその時、中国国有石油会社が東シナガス田で天然ガスの生産を開始したと発表。 厚かましいというか、したたかというか。。。 本書は中華人民共和国設立から現在までを、毛沢東の「大躍進政策」「文化大革命」、?小平の「経済、改革・開放政策」を軸に解説している。 経済を発展させていこうとすると、国民に自然と民主主義の意識が芽生えてくる。しかし共産党一党独裁を維持しつつ、国家の反映を目指す中国はそれを徹底的に弾圧する。時には国民に銃を向けることも厭わずに。 まさに巨龍がのた打ち回りながら天に昇っていくように、多くの犠牲を払いながら中国が発展行く様を、豊富な資料や作者の実体験を基に解説している。 で、冒頭の話。 この本を読むと、なんとなく納得できます。
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うーん、すごい。まず、毛沢東と?小平を軸に現代中国の歴史を見晴らしよく書いている。そして、なんといっても最終章、中国の今後の問題を抜き出して分析している所、「脱?小平」の四つの課題や、天津で行った講義の摘要など、ほんとうにためになる。中国に脅威を抱いている人は、変なテレビ番組にな...
うーん、すごい。まず、毛沢東と?小平を軸に現代中国の歴史を見晴らしよく書いている。そして、なんといっても最終章、中国の今後の問題を抜き出して分析している所、「脱?小平」の四つの課題や、天津で行った講義の摘要など、ほんとうにためになる。中国に脅威を抱いている人は、変なテレビ番組になど躍らされずに、この本をじっくり読むといいと思います。すごい本だ。
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文化大革命の登場人物の一人、四人組に姚文元が死去した模様です。よって、今回は私のブログで文化大革命について書いた際に参考にした本を紹介します。この本は講談社の創業100周年の特別事業で刊行されたシリーズ『中国の歴史』の11巻で、現代中国を扱っています。毛沢東とトウ(登+おおざと)...
文化大革命の登場人物の一人、四人組に姚文元が死去した模様です。よって、今回は私のブログで文化大革命について書いた際に参考にした本を紹介します。この本は講談社の創業100周年の特別事業で刊行されたシリーズ『中国の歴史』の11巻で、現代中国を扱っています。毛沢東とトウ(登+おおざと)小平との対立を機軸として政治的な流れを中心に述べていますが、最新の中国現代史概説書としては最も充実した内容ではないかと思います。巻末には主要人物と基本的な用語についての索引が付いてあるのも親切です。この時期の中国について知るには最初に手に取るべき本の一冊ではないでしょうか。
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