長屋迷路 の商品レビュー
「下町」を迷いながら歩いた写真のつらなりです。一枚の写真が次の頁へとまたがり、割り込んでつらなっています。ふと民族学的な美の多様性を体験します。「美」は遠くにある何かではない、道端に、生活の中にある何か特別な「淡い」だと確信させられます。「長屋迷路」には異人たちの時空が息づいて...
「下町」を迷いながら歩いた写真のつらなりです。一枚の写真が次の頁へとまたがり、割り込んでつらなっています。ふと民族学的な美の多様性を体験します。「美」は遠くにある何かではない、道端に、生活の中にある何か特別な「淡い」だと確信させられます。「長屋迷路」には異人たちの時空が息づいています。路地裏には力強く小さな花々が群雄割拠しています。なぜか人の絶えたミニアチュールの熱帯密林のように思えて悲しくなります。
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人の生活のにおいを感じる。子どもの頃よく歩いた、長屋の路地を思い出す。そう、自分もこんな画が好き…ページをめくるごとにうなずき、近いもの感じ嬉しくなる。/ 個人的には好きな写真集です。中の文もじっくり読みたいです。
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写真が昔から好きです。きれいな風景やおしゃれなヨーロッパの町中の写真も好きですが、こういうゴチャゴチャした路地や、廃屋や、生活感溢れていながらもちょっとした美しさがある写真が大好きです。 この本は、自分が路地探索しているような気分になるような写真構成にしているので、あえて1枚の写...
写真が昔から好きです。きれいな風景やおしゃれなヨーロッパの町中の写真も好きですが、こういうゴチャゴチャした路地や、廃屋や、生活感溢れていながらもちょっとした美しさがある写真が大好きです。 この本は、自分が路地探索しているような気分になるような写真構成にしているので、あえて1枚の写真を前のページと後のページにまたがらせていたり、1点の作品としてはちょっと見辛いかもしれません。それさえ気にならなければ、野良猫になった気分でちょっとした下町トリップができますよ。
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