やっぱ!ネイティブだったらこう言うね の商品レビュー
英会話をスラスラ話せ…
英会話をスラスラ話せる人はどういう言い方をしているか。少しでも英語を効果的に使うために。
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「実際に筆者がネイティブの方とコミュニケーションをとるときに抱いた『これは英語で何て言うんだろう』という疑問の中から出てきた」(pp.4-5)、524の表現の英訳と、関連表現や単語についてのちょっとした解説を加えたもの。「椅子がぐらついてきた」とか「敷金2か月、礼金2か月」とか...
「実際に筆者がネイティブの方とコミュニケーションをとるときに抱いた『これは英語で何て言うんだろう』という疑問の中から出てきた」(pp.4-5)、524の表現の英訳と、関連表現や単語についてのちょっとした解説を加えたもの。「椅子がぐらついてきた」とか「敷金2か月、礼金2か月」とか、「大目に見てよ!」とか「(携帯が)圏外だ」のような、言えそうで言えない表現を集めたもの。 本のコンセプトは別にして、英語好きには面白い内容で、まさに著者の言うような「新たな英語発見の旅」(p.5)というのを楽しめた気がする。I lucked out!とか、I'm flummoxed.とか、upsclare restaurantsとか、少なくともおれの表現語彙には入ってなかったものがたくさんあって、おれは勉強になった。ルーズリーフに知らなかった、あるいは使えなかった表現を書き出したら2ページ分になった。 ただすごい基本的な単語にまでカタカナでルビがふってあって、一体誰のためなんだろうと思う。カタカナしか読めないくらいの英語力の人がここにある表現を使うのはいくらなんでも無理だろうし、ここに出てくる表現だけは使えたとしても応用は効かない気がするので、いっそのこと「英語上級者向け」として挑戦的な本にした方がいいのではないかと思った。 あと「世の中バラ色だわー!」(p.35)とか、「マリコってさー、スッチーの就職決まったじゃん」(p.167)とか、「彼が次のキムタクだ。太鼓判を押すよ!」(p.189)とか、なんか平成初期、下手したらバブルを感じさせる日本語の例が、笑える。そもそも本のタイトルの「やっぱ!」ってのが古い。(18/04/30)
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