歌舞伎町のミッドナイト・フットボール の商品レビュー
装丁が美しい。。。それだけで買ってしまったが、中身もすごい、ホテカン(恐らくホテルに缶詰状態)によって書かれたこの本書は日本語のはずなのに通常の言葉遣いからはほど遠いかかれ方をしている。 こういった刺激は嬉しい、氏は言った。知らないことは恥ではなく喜びだと。否、歓びだと。さらに否...
装丁が美しい。。。それだけで買ってしまったが、中身もすごい、ホテカン(恐らくホテルに缶詰状態)によって書かれたこの本書は日本語のはずなのに通常の言葉遣いからはほど遠いかかれ方をしている。 こういった刺激は嬉しい、氏は言った。知らないことは恥ではなく喜びだと。否、歓びだと。さらに否!悦びですらあると。人間は汚い、生まれついた地及び血を否定できるはずもない。それをさらけ出す著者は自分には素敵に見える。ああ菊地成孔のライブに行きたいぜ。
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この本BOOKOFFの105円で見つけちゃったのは心底申し訳ない気分である。「ミスタードーナッツのシュトックハウゼン」は雑誌でも読んだけれどこれは名作だ。ステージで試みられたらしい朗読文、軽薄なしゃべくり調に術語を織り交ぜる技も独壇場だが、時としてなんとはなしに村上春樹の文体の影...
この本BOOKOFFの105円で見つけちゃったのは心底申し訳ない気分である。「ミスタードーナッツのシュトックハウゼン」は雑誌でも読んだけれどこれは名作だ。ステージで試みられたらしい朗読文、軽薄なしゃべくり調に術語を織り交ぜる技も独壇場だが、時としてなんとはなしに村上春樹の文体の影響があるようにみえるのは思いすごしだろうか。これからも“ラジオのように”楽しく書いていただきたい。
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たしか一ヶ月程度の間に書かれたエッセイ。これほどの短期間で仕上げた本でも密度は相変わらず高く驚く他ないですが、品質は前回の何年間かの総括と全く同じに高い。 歌舞伎町に住む菊地のメンタリティは全く理解も共鳴も出来ませんが、凡人の私はあまりの距離感に感心すること読むことしか出来ないの...
たしか一ヶ月程度の間に書かれたエッセイ。これほどの短期間で仕上げた本でも密度は相変わらず高く驚く他ないですが、品質は前回の何年間かの総括と全く同じに高い。 歌舞伎町に住む菊地のメンタリティは全く理解も共鳴も出来ませんが、凡人の私はあまりの距離感に感心すること読むことしか出来ないのです。音楽も本も超絶技巧です。
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ネタバレをなによりも恐れる神経症的AB型の菊地成孔のネタ元がそこここにあふれていてファンにとってはたまらない一冊。 文章も構成も装丁もなんだかjazzy。
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今の菊地さんの文章とはまた違った雰囲気があるような気がしました。 一度、菊地さんの授業にモグってみたいと考えていますが、12の「肉声」 みたいな授業だったら、ついていけないと思う。。。
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この人の文章には中毒性があるというかなんというか。欲せずにはいられなくなってくる。どこまでが真実でどこまでが虚構なのかなんて考えるだけ無駄。真実と虚構の間にどれだけの差があるというのか。そんなことは意味のないこと。溺れればいい。息が続く限り。(06/1/2)
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