天槍の下のバシレイス(2) の商品レビュー
1巻を読んでから随分経ってしまい、1巻を大分忘れているのですが(おい)、 2巻のほうが面白かったです。 昔「第61魔法分隊」を読んだ時に感じたこの先生のツボ要素が ふんだんに出てきました。 両作に通じるツボポイントは、世界観のハードさに差はあれど その世界での「普通」の中にいる主...
1巻を読んでから随分経ってしまい、1巻を大分忘れているのですが(おい)、 2巻のほうが面白かったです。 昔「第61魔法分隊」を読んだ時に感じたこの先生のツボ要素が ふんだんに出てきました。 両作に通じるツボポイントは、世界観のハードさに差はあれど その世界での「普通」の中にいる主人公達が、一見普通になかよし (61分隊はそうでもなかったか)なんですが、 彼らそれぞれはとんでもない秘密を抱えていて、普段はおくびにも出さない。 これ参るんですよ…ツボすぎや… 今回は主人公2人敦樹と佐里の2人の抱えていたものが凄すぎました。 特に佐里ちゃんはキーパーソンなんでないかな。 今回でも物語自体は一応完結してますが、どう見てもプロローグ。 人気があったら続いたんだろうに、この本刊行が4年前なので 売れなかったんだな…残念… ま、この先生は「魔法分隊」当時あちこちで筆力を叩かれていたので そこもあったのかもしれない。 上でツボと喜んでいた箇所も、キャラクターの交流の中で明かされるので なく、文章で説明されてしまっている。 物語の奥行きとしてこれは痛いよなぁ。 1人称では絶対にできない逃げ文法ですから。
Posted by
日本の中心に突如現れた「塔」と、同時に出現した怪物「剛粧」によって 東西に分断されてしまった日本。 塔からは特殊な電波が発せられ、普通の人間には近づくことも出来ず、 塔周辺は「難進入区域」と呼ばれるようになった。 東日本の政府は、その「難進入区域」を捜索するため 特殊観測隊を投入...
日本の中心に突如現れた「塔」と、同時に出現した怪物「剛粧」によって 東西に分断されてしまった日本。 塔からは特殊な電波が発せられ、普通の人間には近づくことも出来ず、 塔周辺は「難進入区域」と呼ばれるようになった。 東日本の政府は、その「難進入区域」を捜索するため 特殊観測隊を投入したが、未だに塔まで辿り着いたものはいない。 そんな中、第三〇四特殊観測隊として派遣された敦樹も 仲間を失い、隊は壊滅。東日本政府は戦死扱いとした。 しかし、その一年後、敦樹は西日本で剛粧と戦い続けていた。 人知を超えた存在、「剛粧」「塔」。 それに立ち向かう人類。 果たして敦樹の未来は… 近未来のファンタジー世界で繰り広げられる熱い戦いとおだやかに流れる日常。 どの世界でも人は皆「生きようとしている」。
Posted by
上巻に引き続き瑚澄さんのイラストが余りに素晴らし(以下略 上巻ほどおちゃらけムードも無い、非常にクールなお話。 戦術歩行艦パリカリアが熱すぎ、かっけぇぇぇ 複雑で超緻密な設定も徐々に紐解かれ、設定の深さに驚嘆するばかり。 この作品はきっともっと面白くなる。 あと、どーでも...
上巻に引き続き瑚澄さんのイラストが余りに素晴らし(以下略 上巻ほどおちゃらけムードも無い、非常にクールなお話。 戦術歩行艦パリカリアが熱すぎ、かっけぇぇぇ 複雑で超緻密な設定も徐々に紐解かれ、設定の深さに驚嘆するばかり。 この作品はきっともっと面白くなる。 あと、どーでもいいけど自分の住んでる町の名前が出ててちょっとドキドキ(笑
Posted by
- 1