クラウディア の商品レビュー
コバルト文庫から期待…
コバルト文庫から期待の新人が!サイエンスフィクションものです。
文庫OFF
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学生時代、表紙の美しさに惹かれて古本屋で購入しました。 結果、表紙に騙された、という感じです。せっかく双子なのにほとんど妹の方出て来ないし、妹が死んだことをさらっと書いて誰かが悲しんでる描写も無いし。妹が可哀想でした。 姉の方(クラウディア)も全く好きになれる性格では無かったです。 面白くもないのにコメディ風に書いた、「固いジャム」の辺りはストーリー上浮いていて邪魔に感じました。 イラストは本当に綺麗だと思います。
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多分、この本が私の耽美系の原点になっています。 「物語」というよりは「手記」に近い形式かもしれません、 明確なスタートとゴールがある訳ではありませんが、 その表現形式はこの物語にマッチしていて、非常に「らしかった」です。 政治と学術、家庭が絡み合った思惑、 大人たちが重い世界で苦悩しているのをよそに、子供らしく、しかし重さを帯びて過ごす主人公たち……。 振る舞いにはやはり苦しさが同居していて、遊ぶ時間も限られた箱庭で。 この本は耽美です、ただただ美しいのです。
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凄く面白かったですが、凄く切なかったです。 正直折込部分のあらすじ以外は全部ネタバレ!?になってしまうようなお話なんですが、本屋で挿絵を見た時点でそれなりに切ないのは覚悟してました(何)。 ほんのりSFがかった設定や、主人公ラタと軍人マッジさん(おじさんかと思ったら若い女性で...
凄く面白かったですが、凄く切なかったです。 正直折込部分のあらすじ以外は全部ネタバレ!?になってしまうようなお話なんですが、本屋で挿絵を見た時点でそれなりに切ないのは覚悟してました(何)。 ほんのりSFがかった設定や、主人公ラタと軍人マッジさん(おじさんかと思ったら若い女性でした)の可愛い(?)やりとりは、同じ水上カオリ先生挿絵の「第61魔法分隊」(感想書いてます)に通じるめちゃツボポイントでしたね。 しかし、タイトルの少女「クラウディア」に関しては、切なかったですね。 人間「他人と違う」事は誰でも当たり前であり、それを恐れたり認めたりしていくわけですが、その「違い」を受け入れあうのは難しいんですよね。 ラタとクラウディアのすれ違って通じ合っていた関係、心に残ります。
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戦争中のある日、少年の元に訪ねてきたのは 6年前に別れた友人を起こして欲しい、という女性。 彼女曰く、起こすには少年の『唄』が必要なのだ、と。 友人の元にたどり着いて起こす事。 分かりやすい内容なのですが、彼の過去や友人の過去と それによって出現してしまった少年のトラウマ。 精...
戦争中のある日、少年の元に訪ねてきたのは 6年前に別れた友人を起こして欲しい、という女性。 彼女曰く、起こすには少年の『唄』が必要なのだ、と。 友人の元にたどり着いて起こす事。 分かりやすい内容なのですが、彼の過去や友人の過去と それによって出現してしまった少年のトラウマ。 精算しながらたどり着くのですが、戦争中というわりに それほど何かが起こるわけでもなく…。 混乱し具合が分かる程度、でしょうか? 終わり方を考えると、これくらいのものやも知れません。
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終わりが嫌いです。なんだか、え、って感じで終わりました。そこまではまれなかったのはどうしてだろう。小学校のころこの表紙に惚れて購入しました。でもストーリーはなんか、今一というか。はい。そこまで乗れませんでした。どうしてだろう?嫌いな話じゃないのに。
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