光は歌い影は躍る の商品レビュー
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先日、銀座でのふと立ち寄った展覧会で購入。銀座教文館ウェインライトホール10周年記念東日本大震災チャリティーEXHIBITION。 藤城清治さんの影絵は子供の頃父に読んでもらった「暮しの手帖」と思い出が深く結びついている。 通常の絵画と異なり、紙とカタ刃のカミソリとでつくっていく...
先日、銀座でのふと立ち寄った展覧会で購入。銀座教文館ウェインライトホール10周年記念東日本大震災チャリティーEXHIBITION。 藤城清治さんの影絵は子供の頃父に読んでもらった「暮しの手帖」と思い出が深く結びついている。 通常の絵画と異なり、紙とカタ刃のカミソリとでつくっていく世界。きり間違えたり、破ってしまったりするというその制作過程から、その失敗こそが逆に面白い効果を出したりするのだと言う。実際には光と影の作品制作には緻密な計算を行っているのだが、時に様々な条件の結果予想どおりに行かないこともあるらしい。それを、「思い通りに行かなかった」と見るか「面白い」と見るかは視点の違いだろう。筆者は、それをこのように言っている。「僕はそういった予定にはないところにいきなり現れたものでも、それに何かを感じれば、見過ごさないで的確に捉える。その感覚が、ふつうの人より敏感かもしれません。 時はどんどん流れて、日々変化していきます。その中に何かを捉えたり、、感じたりするには、柔軟な気持ちと研ぎすまされた感性を絶えず持って、あらゆることにアンテナを張り巡らしていくことが大切ではないでしょうか。それにもう一つ、失敗を恐れないことです。失敗を恐れて安易な道を選んでいては、いつまでたっても発見のチャンスは訪れません。失敗は多いほどいいのです。失敗は誇りであり、勲章だと僕は思います。」
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