あなたのセックス知識は間違っている の商品レビュー

ユルゲンブラーター(著者),畔上司(訳者)

2019/05/04

セックスについて、学術的なデータなどを用いた現状説明書。

データ元の信憑性については、なんとも言えないものの、
感情論や個人の経験談から書いているよりは、安心感があり納得感が得られる。

データは、海外のものも多いため、日本では(自分のまわり)でどうとは、
一概に言えないが、「へえ〜」と思う事象が多く、面白い。

以下、書籍より気になった記事をいくつかあげる。

○ベッドでどういう男性がいいか？(ドイツ女性)
・オルガスムスに達するよう気をつけてくれる男性 5%
・女性の気分を聞いて、その言葉にあわせてくれる男性 11%
・セックスとオルガスムス以外も考えてくれる男性 35%
・自分という人間を強く求めていると感じさせてくれる男性 42%

○おっぱいを大きくするには、豊胸手術しかないのか？
→「ブラバ・ブラ」という、ゴム製ブラのような医療器具を
用いることで、乳房の代謝をあげてサイズアップする手法がある
毎日10時間、10週間装着することで、一定の効果が見込めた。(米国女性10人)

○ダスティン・ホフマンの『卒業』では、自分の母親くらいの女性との
関係を描いているが、熟女との関係は、マイナス面もある。
ロンドン男性2500人を対象にした調査で、若いときに年上女性と関係した
男性は、そうした経験のない男性の3倍も精神障害にかかっていた。
これは、若いときに自分の経験不足のため、相手の熟女に性的な満足を
与えられなかったと気がとがめ、それが元で「いい大人」になっても自信
がもてなくなった可能性がある。ただし、この調査では、年上女性との関係以前から
精神障害を持ち合わせていたかについては、触れていない。