ローランサンの絵本 忘れないよ の商品レビュー
ローランサンの絵をゆっくり楽しめる良い構成。 子どもの目にローランサンはどのように映るのだろうか。 絵画の鑑賞に慣れてきた子どもたちと一緒に読みたい。
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なかなかうまく構成されているので⭐️✖️4。 マリー・ローランサンの作風が自然と入ってくる。 こういう書籍で絵画好き美術好きの子供が増えればいいなあと思う。
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お子さんにも読める優しいローランサンの絵本。私の好きな「ふたりの少女」が表紙でうれしいです。ローランサンの作品の、アンニュイで黒猫のようなつかみどころのなさとセンスの良い色彩はまさにパリジェンヌ。眺めながらしばらくとろけてました。添えてある言葉も優しく、親子で名画に触れるには良い...
お子さんにも読める優しいローランサンの絵本。私の好きな「ふたりの少女」が表紙でうれしいです。ローランサンの作品の、アンニュイで黒猫のようなつかみどころのなさとセンスの良い色彩はまさにパリジェンヌ。眺めながらしばらくとろけてました。添えてある言葉も優しく、親子で名画に触れるには良いシリーズだと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マリー・ローランサンが好きだ。 図書館で蔵書検索して何冊かヒットしたなかで、すぐによめそうだったので、借りた。 ローランサンの心のアパートの住人をたずねるという体で、見開き1Pのなかに、絵とその絵に関する文をそれぞれ載せている。 ******* 汚れのない 白 ひめやかな 青 さびしげな 灰色 夢みるような ピンク色 ローランサンの 絵は ふんわりしていて ほのかに 甘い そして ちょっぴり ほろにがい やわらかな 色が とけあって やさしい ひとときが うかびあがる ******* 冒頭のこの文章に強く共感した。 思っていたことを言葉にしてもらえたようで、嬉しくなると同時に、ローランサンの絵にもっと浸りたいという願望が急激にわき起こってきた。 美術館や画集で目にしたことのあるものも、このような本の流れで観ると、また新たな感覚で眺めることができる。 シャネルの肖像は初めてみたけれど、色彩も表情も暗くて、シャネルの気に入らないのもわかるような気がした。 切なさや気だるさ、優しさやかなしさ、いろいろなふわふわしたものたちが、胸のなかにあふれてくる。 ああ、すてき。
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