なみにきをつけて、シャーリー の商品レビュー
大人の現実の世界と、子どもの空想の世界との対比。 初版は1978年だが、テーマは今でも古びていない、というよりもより深刻になっているかも。
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せっかく海に来たのに、泳げない。でも、シャーリーはイマジネーションで生き生きと遊びます。パパとママときたら、一体何しに海まで来たの? 「良き両親たる我々は、良き娘を海に連れて行き、良き休日を過ごさせてやったのである」という満足? そんなつまらない大人にはなってないよね、と思わず自...
せっかく海に来たのに、泳げない。でも、シャーリーはイマジネーションで生き生きと遊びます。パパとママときたら、一体何しに海まで来たの? 「良き両親たる我々は、良き娘を海に連れて行き、良き休日を過ごさせてやったのである」という満足? そんなつまらない大人にはなってないよね、と思わず自省したりしました。
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家族で海に出かけると子どもの動きは気になるもので…、目が離せないってことになるんだけど。 ページを開いたとたん、ちゃんと見てますか?って思ってしまった。 この絵本を見て驚いたのは、左のページの絵と右のページの絵にまったく共通点がなくて気になって仕方なかったこと。 つまりは、左...
家族で海に出かけると子どもの動きは気になるもので…、目が離せないってことになるんだけど。 ページを開いたとたん、ちゃんと見てますか?って思ってしまった。 この絵本を見て驚いたのは、左のページの絵と右のページの絵にまったく共通点がなくて気になって仕方なかったこと。 つまりは、左のページにいるお父さんとお母さんはデッキチェアに座っていて動かない。 お父さんは、全く喋らず新聞をよんでいる。 お母さんは、〇〇しちゃだめよ。とだめなことばかりを呟いている。 まるでシャーリーのことなど見ていないかのように。 右のページにいるシャーリーは、お母さんの声など聞こえてないかのようで、舟を漕いで海賊と剣で闘い地図を手に入れ宝物を探し出すという冒険の世界のなかにいる。 大人の現実的な日常の世界と子どもののびやかな想像の世界を対比させている。 大人も冒険心を持たないと人生楽しくないよなぁと思ってしまったけどこの絵本に今までとは違うものを感じたのも確かである。 不思議な世界観。
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親と子ども、同じ場所にいても、息づいてる世界は全く違うところにある。 親の現実と女の子現実(空想で大冒険している)が同時進行で描かれている。
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こちらは改訂新版。 どこが改定されたか分からない。 とにかくジョン・バーニンガムの世界が楽しめる。 その世界では、子供は自分の空想をふくらませて、その世界をとことん楽しむ。 シャーリーは、家族3人と飼い犬で、海岸の小石の多い砂浜でのんびりとした1日を楽しむ。 湘南海岸で見...
こちらは改訂新版。 どこが改定されたか分からない。 とにかくジョン・バーニンガムの世界が楽しめる。 その世界では、子供は自分の空想をふくらませて、その世界をとことん楽しむ。 シャーリーは、家族3人と飼い犬で、海岸の小石の多い砂浜でのんびりとした1日を楽しむ。 湘南海岸で見た様な砂防柵が、描かれている。 お父さんは、折りたたみ式の椅子を両手に二脚持っている。お母さんは、食べ物や飲み物を入れた大きなトートバッグを持っている。 大人二人は、左の側のページでのんびりと椅子に座ったままでくつろいでいる。 右側のページでは、シャーリーは、家来の犬と海賊ごっこに没頭している。 左のページと右のページの全然別の世界。 おとなは現実の世界に疲れて、今はリラックス。 でも、シャーリーのことは気になるから 時々声をかける。 シャーリーは、次元の違う世界に浸っている。 これぞジョン・バーニンガムの世界。 ジョン・バーニンガム、彼の本に出合えてよかった。
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左右の対比が面白く、新しい表現の絵本。 想像力豊かで濃厚な色彩のシャーリーの世界。 単調で穏やかな父母の世界。 でも、小言調の文章が、ちょっとつまらなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
研修で、バーニンガムは新しいことを取り入れている・新しいことに挑戦している、ときき、よまねば、と思い借りた。 シャーリーと両親は、海に遊びに来た。 両親は、いすに座ってリラックス。 シャーリーは、海へ繰り出した! 三場面の絵本らしい。 ふーむ、今よんでもたしかに新しい。 シャーリーと犬。 海辺の古いボートに乗り込み、オールに手をかけて海へ。 遠くに船を見つけた、あれは海賊船だ! 砂浜に渡された板の上を歩き、背に海賊を感じる。 落ちていた棒を手に取り、海賊たちと戦う! 宝の地図を手に入れた、それボートに逃げろ! 宝はここだ、犬と砂を掘って宝を発見! ……という感じでしょうか。
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読み終わって、ぞぞぞーとしました。 親と子の乖離に背筋も凍る絵本です。 子供の素敵な冒険と異次元の世界にいる親。 私は親の子どもに対する心の遠さに背筋が凍るのですが、 案外子どもが読むと、そうそう!うちもこんな感じだよな!と 軽く読めるのかなぁ・・・ 自分が年取ったので、...
読み終わって、ぞぞぞーとしました。 親と子の乖離に背筋も凍る絵本です。 子供の素敵な冒険と異次元の世界にいる親。 私は親の子どもに対する心の遠さに背筋が凍るのですが、 案外子どもが読むと、そうそう!うちもこんな感じだよな!と 軽く読めるのかなぁ・・・ 自分が年取ったので、 こういうのが心にこたえるようになったのかしら。
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4歳から、って書いてあるけど、4歳でこの絵本のおもしろさが分かったら怖いし、その子って不幸なんじゃ。 一体対象年齢は何歳なのか、悩みます。
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これはちょっと面白い〜 親が気が付かなくても、子供は冒険の世界を走り回っているのだなあ〜(^o^)ハハハ
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