英語習得の「常識」「非常識」 の商品レビュー
第二言語習得の研究をしている人間として、 世間のみなさんにぜひともご理解 いただきたいことが丁寧に説明されている。 コラムの部分だけでもいいから、 ぜひ多くの人の目に触れて欲しい。 一部「この点はまだ論争中だ」 というふうに説明しておいた方が いいんじゃないかと...
第二言語習得の研究をしている人間として、 世間のみなさんにぜひともご理解 いただきたいことが丁寧に説明されている。 コラムの部分だけでもいいから、 ぜひ多くの人の目に触れて欲しい。 一部「この点はまだ論争中だ」 というふうに説明しておいた方が いいんじゃないかと思うところもあるけれど、 それを差し引いても☆☆☆☆☆かな。
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「母語は模倣によって習得するのか?」「教科書で習った順番に覚えていくのか?」「繰り返し練習すると外国語は身に付くのか?」「外国語学習は音声から導入されるべきか?」「教師が誤りを直すと効果があるのか?」など、興味深いテーマ(俗説?)について、第二言語習得研究の見地から検証する。研究...
「母語は模倣によって習得するのか?」「教科書で習った順番に覚えていくのか?」「繰り返し練習すると外国語は身に付くのか?」「外国語学習は音声から導入されるべきか?」「教師が誤りを直すと効果があるのか?」など、興味深いテーマ(俗説?)について、第二言語習得研究の見地から検証する。研究論文等を基に論理的に書かれてはいるが、「第二言語習得研究」は、外国語習得のメカニズムを探る研究であって、「外国語教育研究」とは別のものという。そういう意味ではやや期待はずれな感じ。俗説の問題点がいろいろと指摘されてはいるが、じゃあどういう方法がどう効果的なのか、というところには及んでいないのが残念。
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『外国語学習に成功する人、しない人』とほぼ同時期に出版された本、こちらの方が例も詳しくわかりやすい。第二言語習得研究の現状がよくわかる。英語のlとrに関して、子どもは音声に関して全く白紙の状態で生まれ、余分な音を識別しなくなるという指摘は面白い。第二言語習得研究イコール外国語学習...
『外国語学習に成功する人、しない人』とほぼ同時期に出版された本、こちらの方が例も詳しくわかりやすい。第二言語習得研究の現状がよくわかる。英語のlとrに関して、子どもは音声に関して全く白紙の状態で生まれ、余分な音を識別しなくなるという指摘は面白い。第二言語習得研究イコール外国語学習法研究にはならないが、いろいろヒントを得ることができる。
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