衣食足りて、住にかまける の商品レビュー

島田雅彦(著者)

2015/11/10

住宅のバリアフリーに反対する著者。自宅の1階から3階に登るときは手すりなしの階段、降りるときは下り専用の棒。
消防士が出動する時に棒を伝って降下するあの方式だ。
住宅って自由だな・・・・。
老人になったら都会に住んで、若者に「拠点」を提供しようというのは斬新な案だったけど、こんなおじいさんがいる家で化粧直ししたり仮眠したりするのを、若い女性は嫌がると思う・・・・。

2012/12/28

作家の島田雅彦さんの自宅をめぐる意向と、建築家との対談集。

作家としてより、徘徊家や食事家、酔っ払い家としての著者が好きで、出版時に相当興奮して読んだ。再読。

食にもかまけていると思うのですが、住にもかまけると。出版時から比べてもさらに、家はある意味コモディティ化、安全・安心方面に進んでいますが、そういうのはどこ吹く風で、緊張感のある家、何が起こるかわからない家、居ながらにして運動不足を解消できるかもしれない家。酔った知人が怪我をする家。

かまける施主と建築家ばかりじゃないから、誤解しちゃいけないよ、と思いながらも、僕はわりと賛成です。

2009/10/04

隈研吾との対談がとてもエッジがきいてて面白かった！！癒しとか、バリアフリーとか、ぬるま湯の人生をぶっ飛ばす勢いがあります。家もすごい…　私も家にキリンを飼って、首を階段代わりにしようと考えてたことがあったので共感したけどさ。。。