透明人間 の商品レビュー
透明人間になったら自…
透明人間になったら自分はどんなことをしよう?と思いましたとてもおもしろかったです
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ウエルズの代表作の一…
ウエルズの代表作の一つ。独特の世界観を楽しみましょう。
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ロンドン郊外のある村…
ロンドン郊外のある村に頭に包帯を巻いた奇怪な男が現れます。この男が,包帯をとり服を脱ぐと姿が消えてしまう、一体この男の正体は? 誰もが一度は夢みたであろう「透明人間」願望を科学の力で実現した人間を描いたSFの古典です。二重人格の問題を扱いSF大衆化への道をひらいたウエルズの代表作...
ロンドン郊外のある村に頭に包帯を巻いた奇怪な男が現れます。この男が,包帯をとり服を脱ぐと姿が消えてしまう、一体この男の正体は? 誰もが一度は夢みたであろう「透明人間」願望を科学の力で実現した人間を描いたSFの古典です。二重人格の問題を扱いSF大衆化への道をひらいたウエルズの代表作です。
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透明人間というと映画…
透明人間というと映画等でよく活用されますが、その原典です。いざ原典を読んでみると映画のような派手さはなく、透明人間の科学への狂気と悲劇、ウェルズの文明批判が読み取れます。
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後半がハラハラして一気読みできた。 にしても、透明人間であるグリフィンの人間性が怖すぎ。狂気! グリフィンとは違って、元々善人だった人間がもし透明人間になったら、いったい何をするんだろう。 戦闘機のステルス性能もそうだけど、何かから潜り抜ける機能は、いい事にこそ使うべき。
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SF の名作。さすがのストーリー。展開がややゆっくりに感じるが、細部も書き込まれていて、当時の様子がわかって興味深い。 昔話や空想で「もし透明だったら」と考えると夢がある。しかし、現実的に考え、科学的スパイスで調理して、アナーキズムや革命など時代的な味付けをすればこうなるのかもし...
SF の名作。さすがのストーリー。展開がややゆっくりに感じるが、細部も書き込まれていて、当時の様子がわかって興味深い。 昔話や空想で「もし透明だったら」と考えると夢がある。しかし、現実的に考え、科学的スパイスで調理して、アナーキズムや革命など時代的な味付けをすればこうなるのかもしれない。透明人間が結構間抜けなところもあり、完全なヒールという感じでもないのが面白かった。
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物語中盤の透明になる解説が興味深い。今では定番の透明人間ものの古典であるが、光の屈折、吸収、反射からの説明はわかりやすく面白い。 透明人間の邪悪さは、透明になり犯罪が容易になったことで起こったものとは思えない。もともと人間誰もがもつ暴力性、支配欲の強調だと感じた。 透明人間に...
物語中盤の透明になる解説が興味深い。今では定番の透明人間ものの古典であるが、光の屈折、吸収、反射からの説明はわかりやすく面白い。 透明人間の邪悪さは、透明になり犯罪が容易になったことで起こったものとは思えない。もともと人間誰もがもつ暴力性、支配欲の強調だと感じた。 透明人間に襲われる恐怖は、幽霊よりも怖いかもしれない。
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透明人間が駅馬車亭に現れ、クリケット選手亭で暴れるまではドタバタでコミカルな感じ。どこかドリフチック。それが、透明人間がケンプ博士邸を訪問してからクライマックスに至るまでは、スリリングが増しハラハラドキドキの展開。透明人間が語る19世紀のロンドンの活発な雰囲気も興味深いものがあっ...
透明人間が駅馬車亭に現れ、クリケット選手亭で暴れるまではドタバタでコミカルな感じ。どこかドリフチック。それが、透明人間がケンプ博士邸を訪問してからクライマックスに至るまでは、スリリングが増しハラハラドキドキの展開。透明人間が語る19世紀のロンドンの活発な雰囲気も興味深いものがあったが、私には大学の同窓でありながら、一方は科学分野の成功者であるケンプ博士と他方は社会の落伍者となった透明人間との格差を感じざるを得なかった。彼が透明人間にならざるを得なかったのもそこにあったのではないかと考えると切ない話である。
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誰もが一度はなってみたいと思ったことがあるだろう透明人間に実際になってしまった男の話。楽しげな想像ばかりしてしまうが、意外と不便なことが多く、なろほどなーと思いながら楽しく読めた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
宇宙戦争に続いてH.G.ウェルズ2作目。 むかーしドラマでやってた香取信吾の同名作やハリウッド映画「インビンジブル」などインスピレーションを与えるモチーフ「透明人間」の元と言えるような作品 こういう古典というか名作的なものもどんどん読んでいこうということで知人から借りて読んでみた 訳文が新鮮だった どういうことかというと 他の訳を読んでいるわけじゃないけど現在ではあまり使われない表現や言い回しが多かったということだ 92年第一刷発行ってあるしなあ15年以上前だとこうも変わるものなのか あと文体が面白かった 透明人間であるグリフィンという男の顛末について、語り手がその事件を後から知って調べて報告するという形式なんだけど、ところどころで、アレ、この人、この場に居たんじゃあないのか、と思わせるような書き方もされていて語り手の目線が固定されていないことが分かる でも、それがそんなに不自然に感じられなくてすんなりと受け入れることができるのは、作者(というか訳者?)の文章力が凄いということなのだろうか 内容に関しては、村や町でお金が盗まれたり透明であることがばれそうになって乱暴したり殺人したり(癇癪を起して)と、あまりスケールの大きくない話 人間が透明であるということよりも透明人間(グリフィン)の独善的な性格が恐ろしい だから作者はきっと透明人間という発想を使って、人間の性格の一部分を浮き彫りにしたかったんだと思う H.G.ウェルズの他の作品も読みたいなあ
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